鈴吹太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私が世界で一番好きなTRPGです。
このルールブックはクロスオーバー・ファンタジーTRPG、『異界戦記カオスフレア』(三輪清宗、小太刀右京 著)(2005年発売)の第2版になります。
ゲームの舞台は剣と魔法のファンタジー世界 始源世界オリジン。プレイヤーたちは世界を滅ぼそうとする巨悪 ダスクフレアを倒せる唯一の希望 カオスフレアとなって戦います。様々な異世界から孤界侵略者(コンキスタドール)たち――強靭な龍たちの世界アムルタート、惑星エルダから来た多国籍企業ネフィリム(※近未来のアメリカっぽい)、宇宙艦隊を擁する侍たちの富嶽、全宇宙の統一を目論む大星団テオスなど――が押し寄せ、ただでさえ混迷を極めるオリジンですが、そこに時たまダスクフレアと呼ばれる存在が現れ、世界を自分の望むものに書き換えてしまおうと暗躍しています。ダスクフレアに対抗できるのは特殊な生命エネルギー、コロナの力を宿したカオスフレアだけ。プレイヤーはカオスフレアとなり、世界の存亡をかけてダスクフレアと戦います。
ここからはゲーム的な説明。
カオスフレアSCではロールプレイをしてかっこいいこと、素敵なこと、面白いことを言えばGM(ゲームマスター)からトランプがおひねりがとして配られ、そのトランプの札に書かれた数字を使って自分の達成値(※自分の能力値とサイコロを振って出た目の合計値)を上げることができます。ゲームが盛り上がれば盛り上るほどキャラクターも強くなっていくのが楽しいですね。
すでに作成済みのキャラクターや公式シナリオも収録されているので多分TRPG初心者さんにも優しいと思います。前作『異界戦記カオスフレア』を知らなくても世界観や設定の説明がしっかりされているので「カオスフレア、全然わからん」という人もきっと安心してプレイできます!
一冊の書籍として見てもこの『異界戦記カオスフレアSECOND CHAPTER』という作品は登場NPCたちも個性豊かなキャラクターばかりで楽しく、ワールドセクション、世界設定の部分もとても練り込まれていてたいへん読み応えがあります。最近は「女性の織田信長」も多くなりましたが、この作品はこの概念の先駆者ではないでしょうか。
2020年現在から数えるともう10年以上前の作品にはなりますが、今でも追加データの発行がなされていてサポートも万全で、今から遊んでも全く古い作品とは感じません! みなさんカオスフレアSCを買いましょう!遊びましょう! -
Posted by ブクログ
ネタバレサイバーパンク、オカルト、ハードボイルド、ラブロマンス(コメディかも)…そしておじゃる(w)
とにかくありとあらゆる要素が交じり合い、その上引き立てあって面白いのなんのって。
今回はN◎VAの外、フェスラー公国、カムイST☆Rが舞台。
前作「カラミティ・ボックス」より、元傭兵のフェイト(探偵)・アキラとウィザード級のニューロ(ハッカー)・リサが続投し、追加スタイルを有する「生きているサイバーウェア」・レフティと「死んだはずの女傭兵」・オブリビオンが新たに登場します。
で。
この新キャラ達が非常にいい味出してアキラに絡んでくるのです。
レフティは半ば無理矢理アキラに装着されバディ(相棒)に。イヌ(国際警察官)という地位、そして実際に神経系を制御しているという能力でアキラをこき使うw
オブリビオンはかつてアキラと同じ舞台にいた上官と部下という因縁をもち、ハードボイルドな過去を感じさせます。…更に、女性キャラという立場からリサをやきもきさせる立ち位置。
また、これに対するリサのロールプレイが実に楽しく、そして可愛らしいのです。二人の過去に何やらただならぬものを感じて不安になったり、オブリビオンへの言葉につい反応してみたり。かといって、オブリビオンを敵視したり、アキラにプレッシャーかけたりするような重苦しいロールではなく、「恋する少女」の魅力を引き出すものになっているのが実に上手いなぁ、と。
…確かに、女性キャラばっかりですしねぇ。今回。そりゃぁ神経質にもなろうってものだ。
まさかレフティまで女性音声、とか言い出すとは思わなかったしw
で。そのレフティもこれが面白い。
ひたすらウザい相棒を演じつつ、AIとは思えない人間臭さを見せたり、アヤカシ絡みのオカルトに動揺したりと一個のキャラクターとしてとても好ましいロールプレイをしています。
有能なんだけど、ほんと邪魔。でもどこか憎めない、実にいいキャラです。
デバガメ根性はほどほどに、だけどw
そしてアキラはほんっとうに楽しそうに振り回されてて素晴らしいw
何から何まで巻き込まれて受難状態ですが、それを乗り越えるタフさを遺憾なく発揮しています。さらに自分のスタイルを変える事無く、キャラクターを深めている。
オブリビオンとのやり取りだったり、レフティとの言い合いだったり、さりげなくリサを守ると言ってみたり…。
結果的にレフティといいバディになってるのもいいですね(様式美とはいえ)。ちょっと離れてしまうのが残念なくらい。
それから今回は戦闘シーンのやり取りにライブ感が強かったように思います。
カードの巡りが悪かったり、それぞれの支援や優先順位など、色々考えるところがあって面白い。
ローランドのタフさ・ワイルドなかっこよさもあって、スリルもありましたしねー。
そんなわけで非常に面白かった一冊。
トーキョーN◎VAのリプレイ新シリーズとして定着してほしいですねぇ。
…しかし、最後に笑いをとらずにはおれんのか、たんどーくんw