山竹伸二のレビュー一覧

  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    2014年の68冊目です。

    私には、顕在化、潜在化した承認欲求があります。
    ここ数年来の自分のテーマでした。そんな時、リサイクルBookストアーの新書コーナで見つけた本です。
    本の前半では、人間の承認欲求について解説されていますが、「これは、ほとんど自分の事を分析して書かれている」と思うほど、合点...続きを読む
  • 子育ての哲学 ――主体的に生きる力を育む
    子どもが「よく」育つためには、感情の主体、欲望の主体、理性の主体であることが望ましい、というところは新鮮というか、説得力があった。
    そのために、子どもに共感すること、行為をほめてあげること、価値の普遍性を考えさせること。
    親が子どもにしてあげるべきことについて、筆者の言っていることは簡単そうで、とて...続きを読む
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    親和的承認,集団的承認,一般的承認と承認欲求にも3つの場面が存在する。意識したことはなかったが,確かに山竹先生のおっしゃることはよくわかる。
    一般的な価値判断がしにくい現代では,一般的な価値の判断がしにくく,一般的承認が得られにくい。また,親和的承認ですら得られないこともあり,その結果,集団的承認を...続きを読む
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    親和的承認、集団的承認、一般的承認の3つに承認を分け、
    人間の成長段階における各省尾人の役割について論じていた。
    また、近年の「空虚な承認ゲーム」の原因・本質についても論じている。
    共通の価値観の崩壊、がキー。

    共通の価値観が崩壊した今だからこそ、昔は両立できなかった「自由」と「承認」の両立を目指...続きを読む
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    自己承認と近い人からの承認の話。価値観の相対化とイメージとしての他者からの正しさの認識が情報化とともにわけがわからなくなる。どうすればいいのかなあ。引用が多くて話についていくのが大変。
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    承認不安からの脱出について著書は、場当たり的なコミュニケーション力の向上ではなく根本的な解決策を提示している。

    自己了解と一般的他者の視点だ。

    自己了解によって自分自身の欲望に気づくことが出来れば、その欲望からかけ離れた行動をやめるにせよ、欲望を抑えて行動するにせよ、自分なりに吟味したうえで納得...続きを読む
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    「認められたい」の正体は、人間としての本能。自己価値への欲望。と第二章で結論付け、最終章である第五章でそこからの脱出方法を考察している。二章で結論付けられたことについて、三章でそうなる過程を詳しく説明。

    個々の価値観の多様化によって、どうしたら認められるのか、つまり「認められるためには何をしたらい...続きを読む
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    認められたいという気持ちに振り回されてる人は多いけど、気持ちの大きさに負けて目の前のことがきちんと分析できてないからなのでは?と思う今日この頃。
    承認欲求の強さから、冷静になれない人におすすめ。
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    社会の価値観に絶対的なものがない中、承認を受けたい気持ちの充足が生きていく中で大切。
    心理学者の学説等は眠くなるが、それなりに筋の通った論理にそれなりの納得感。
    ただ、最終章のどうすれば承認不安から脱出できるか、という点についてはすっきりしない。無論、これがすっきり記載されているようであれば、世に悩...続きを読む
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    認められたいの正体/山竹伸二 一日一冊の本には向かない。一週間じっくり読みたい。なぜ「認められたい」と思うのか。自由な社会になったことにより、自己価値を認識するための基準が不透明になった現代について、、など。浅野いにおの「ソラニン」も例として取り上げられてる
  • 図解 ヒトのココロがわかるフロイトの話
    フロイトの考え方が図解を用いてわかりやすく説明されていました。精神分析の最初の本としては非常に読みやく、すらすら読めました!
    概要はつかむことができたので他の本も読んでいこうと思いました。
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    価値観が多様化した現代の社会では、社会の誰もが認めてくれるような明確な基準はない。何をすれば他人(社会)に認めてもらえるか分からない。そこで人は社会の承認ではなく、身近な人の承認を求めるようになった。ただ、そこでは自分の感情や考えを自由に表現すると、身近な人に嫌われるかもしれないという不安に苛まれる...続きを読む
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    承認欲望(承認欲求)は、「親和的承認」、「集団的承認」、「一般的承認」の三種類あるとされている。 現代社会は、「大きな物語」が崩壊したことにより、「共通の価値観」というものがなくなった。 また、親和的承認を手に入れることが難しくなってきた。 それ故、身近な集団的承認を求めるようになった。 だが、それ...続きを読む
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
     さまざまな承認の場面を想像してみて即座にわかるのは、「認められたい」という欲望の充足に不可欠なのは、何といっても他者の存在である、ということだ。あたりまえではあるが、承認欲望は他者がいなければ決して満たされない。
     だが他者といってもいろいろある。家族や友人のようなごく身近な存在もいれば、学校の同...続きを読む
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    P42 アイヒマン実験 ユダヤ人を収容所に送る ミルグラムが実験した 内容間違えたら電気流す
    P144 自由と承認の葛藤 フロイト
  • 子育ての哲学 ――主体的に生きる力を育む
    P.32に「考察にあたっては、ドイツの哲学者エトムント・フッサールの〈現象学〉という考え方を使います。」とあるから楽しみにして読んだ。しかし、自分の現象学の理解が甘いからなのか、別に現象学を持ち出さなくても良いような気がする。子育てのそれぞれの場面について深い考察をしていき、最終的によい子育ての条件...続きを読む
  • 子育ての哲学 ――主体的に生きる力を育む
    すぐそこに答えが書いてある育児本とは一線を画する本です。

    子育てについてしっかり考え自分なりの子育てをしたいものです。
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    <メモ>
    ・ 身近な人間だけに認められたい若者
    ・ 今は社会の価値観が多様化してきているため、何をしたら認められるかわからなくなっている…コミュ力重視の社会

    不可欠な「他者」の存在
    1.親和的承認・・・ありのままの私、無条件の愛 ex.家族・友人・恋人
      存在そのものへの承認、自分ではどうにもな...続きを読む
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    承認不安について。あまり人に話して共有することではないけど、おそらく人間が等しく気になっていること。なるほどがたくさんあった。ただ繰り返しが多くて、ちゃんと省けば本半分ぐらいになるんじゃないかな?(笑)
  • 「認められたい」の正体 承認不安の時代
    心理学的な記述が多く、ぼけっとした頭にはあまり入ってこなかった。バブル以降、就職がままならないフリーターや非正規の人は集団的承認の機会も減り、結婚できないことで親和的承認を得る機会も難しくなり…という負のスパイラルになっているために苦悩する人が多い。