河出書房新社編集部のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
斎藤環、西田藍、最果タヒなど14人による『シン・エヴァ』論評。
『SFマガジン』や『ユリイカ』の執筆者が多い。
本書を読む前に、最低でも劇場版4作と、ドキュメンタリー「さようなら全てのエヴァンゲリオン~庵野秀明の1214日~」(NHKオンデマンド等で視聴可)を観ておく必要があると思う。
が
ドキュメンタリーを観ない場合は「エヴァンゲリオン自体が庵野氏の私小説的作品であったこと」、
ゆえに「新劇場版にのみ登場する真希波マリは『庵野エヴァ』の外のキャラクターとして庵野氏はほとんど関わらず、それがエヴァンゲリオンを完結に導いたこと」、
「『シン・エヴァ』はアニメでありながら俳優に演じさせ撮影し、そのモーションキャプチャーから作り出すなど特撮との複合的な制作が行われたこと」
などは知っておきたい。
各論評についての感想は以下(掲載順)。
斎藤環「エヴァの呪縛、その成立と解放」
★★★★★
解釈としては王道に思える。
五十嵐太郎「ポストカタストロフの新景観」
★★★★★
建築評論家らしく景観や都市論を中心に据えている。
松下哲也「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は模型のアニメである」
★★★★☆
特撮ファンには刺さるかもしれない。実際に模型を作って撮影した第3村を特に取り上げている。
坂口将史「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に見られる『特撮表現』」
★★★★☆
タイトルの通り、論評というより解説。
伏見瞬「物語の外側へー宇多田ヒカルと真希波・マリ・イラストリアス」
★★★★★
この発想は思い付かなかった。
西田藍「ハーフ美少女、アスカ」
★★★★★
西田さんのバックボーンを知らないと分かりにくいと思う。
久保豊「エヴァの呪縛に中指を突き立てる」
★★★☆☆
普通。
照宮健太「初恋の喪失と、ありがとう、さようなら。『シン・エヴァ』が描いた”成長”」
★★☆☆☆
物足りない。
高島雄哉「さよならの向こう側ー<説明不足>としての宇部、あるいは<情報過剰>アダプテーション」
★☆☆☆☆☆
なに言ってるか分からない。
最果タヒ「世界が殺した人たち」
★☆☆☆☆
初めて最果タヒさんの文章を読んだ。期待値が高すぎた。
近藤銀河「『シン・エヴァンゲリオン』とポストフェミニズム」
★☆☆☆☆
穿ち観し過ぎ。
藤田祥平「宇宙物理学的観点からみた庵野秀明の死の問題とエヴァンゲリオンの継承」
★★★★★
唯一、旧劇場版と新劇場版のラストをきちんと比較論評している。
ふぢのやまい「ネビュラ・スライス・ギムレット」
★★★☆☆
映像寄りで専門的すぎてついていけなかった。
難波優輝「アニメーション・エヴァンゲリオンー動くもののエポジー」
★★★★★
最初の斎藤環氏と対照を成す良い論評。 -
Posted by ブクログ
私が気にった川柳
愛してる
それが今では
息してる?
末永均(67歳)
歳毎に
威力増します
女房の屁
豊田真次(62歳)
診療所
今日も行かねば
病欠に
亀井千代蔵(60歳)
八十の坂
登りつめたが
視界ゼロ
菊池昭治(80歳)
あきらめて
買えば出てくる
探しもの
曽良みや子(85歳)
認知症
あなた自由に
なったのね
高橋はつゑ(70歳)
ボケてやる
最後の武器を
持っている
南雅子(63歳)
婆と呼び
爺と呼ばれて
知らん振り
門馬旭(79歳)
次の世は
あなたとの出会い
ありません
島布美(72歳)
妻に負け
他人に勝てる
わけがない
梁川正三(75歳)
夫婦げんか
よくもこんなに
ネタがあり
奈良正八(90歳)
ボケたけど
悪口だけは
スラスラと
成田尚二(90歳)
夏休み
孫よ早よ来い
早よ帰れ
大石大介(78歳)
孫と共
オヤツ渡され
老いを知る
大村武子(77歳)
犬にあり
爺にないもの
愛嬌だ
遠藤英子(74歳)
生きるのは
大変死ぬの
また大変
富樫辰夫(80歳)
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Posted by ブクログ
私が気に入った川柳
「父親に」
母娘ぶつかり
決め言葉
鈴木信子(63歳)
境界線
老女と老婆
どう違う
塚村敏江(72歳)
時効など
認めぬ妻の
記憶力
江刺雄治郎(77歳)
ウォーキング
トイレ探す
寒の入り
保志豊(61歳)
一坪の
庭で楽しむ
老いの春
小林時春(67歳)
お友だち
来れば必ず
わすれ物
冨岡甲子(89歳)
女子会で
別墓宣言
盛り上がり
高橋はつゑ(71歳)
主治医から
アルチュウハイマーと
告知され
村上知也(81歳)
大笑い
上は涙で
下小雨
中林きぬ(78歳)
段差ない
ところで転ぶ
人生譜
冨岡清一(80歳)
幸せな
時が続いて
いる怖さ
高森雅彦(91歳)