FXと為替相場、その動きについて紹介する本。2007年。FXの流行にのり発刊された感のある本だが、内容は広く浅くで程よい。導入本の中には、個人の自慢話が中心のものが多いが、本書の中ではテクニカルの見方から経済指標の見方、そして、指標の動きに対する為替の動きを解説しており、FX投資家に限らず政治、経済を学ぶには良い教材と考える。市場参加者の各国政策に対する動きの解説は非常にわかりやすい。また、ニュース解説でよく聞く、「織り込み済み」や「アノマリー」の用語についても説明しているため、初心者の勉強にも役に立つ。