二宮寿朗のレビュー一覧
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塾でおすすめ
本のサブタイトルにもあるように、継承と革新に努め続けた10年というのがよくわかった。
「人気のある野球チーム」と聞くと、試合によく勝つ、強いなどのイメージを抱きやすいが、
ベイスターズの再建録を読むと、
非常に多角的な視点でベイスターズを盛り上げていこうという気概がよくよく伝わった。
映画化もしてほしい本
特に気づきになったのは
・球場経営の工夫
試合途中に花火などのエンタテインメント、無料チケット配布、返金制度、ユニフォームやペンライトなどのグッツ配布、おいしいビール研究など
・ターゲット層の選定
30代男性、既婚者子ありの人でも球場に来てもらうためには -
Posted by ブクログ
1998年10月26日。
日本シリーズ第6戦。
横浜ベイスターズ、38年ぶりの日本一。
横浜スタジアムが熱狂した。
横浜の街が、歓喜に包まれた。
日本中に、名声が轟いた。
だが、ベイスターズの時代は続かなかった。
主力選手が、一人抜け、二人抜け。
数年後には、最下位の常連になってしまった。
そして、2011年オフ。
球団は身売りを発表。
買収先は、新興IT企業DeNA。
ファンの心はささくれだった。
「外れ一位みたいで申し訳ないけれど」
当初の監督候補との交渉が決裂し、初代監督に指名されたのは中畑清。
絶好調男の最初の仕事は、選手や球団職員と大きな声であいさつをしあうとこ -
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横浜ベイスターズ。親会社がDeNAとなってから今日まで。弱小球団がチケットの入手困難な人気を得るまで。球団職員を中心とした努力を描く。
野球本としては異質、球団経営、球団職員を中心とした内容。ベイスターズに就職していた職員、親会社から派遣された職員。一丸となってファンサービスに努める姿。
横浜という町の持つ独自の魅力を活かした球団独自のファンサービス。あまりの弱さにせっかくのイベント、ペンライトをグランドに投げ込まれたり。そんな中から少しずつファンの心を掴んでいく。
どちらかというと裏方中心の内容だが最初が初代監督の中畑清、最後が現監督の三浦大輔というところに、筆者の強いベイスターズ愛を -
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Posted by ブクログ
2018年11冊目。
もう20年くらい憧れ続けている存在。
自分がサッカーを辞めてからも、中村俊輔のような「ファンタジスタ」というあり方が夢であることは変わらない。
書下ろしではなく長年の連載まとめだと知って、最初少しだけがっかりしていた。
が、読み終えて、今はこれでよかったと思った。
マリノスからジュビロへの移籍が決まる前、どんな気持ちで代表を引退してマリノスに打ち込もうとしていたのか、当時の気持ちがそのまま綴られていたから。
移籍の決断にどれだけの葛藤があったのかを知り、ジュビロでの活躍をますます応援しようと思った。
すべてを総括した書下ろしは、現役をやり終えた時の楽しみに。
天才肌 -
Posted by ブクログ
ネタバレ<目次>(本では「第1プロジェクト」との表記)
第1章 ベイスターズを変えろ!
第2章 スタジアムを満員にしろ
第3章 STAR☆NIGHTを成功させろ
第4章 振興と親交。子供たちのハートをつかめ
第5章 横浜に根差し、地域とともに生きろ
第6章 強いチームをつくれ
第7章 伝統を守れ 革新に走れ
第8章 横浜一心を実現させろ
<内容>
”大洋ホエールズ”から”横浜ベイスターズ”になり、親会社が大洋漁業(現マルハニチロ)からTBSを経て、DeNAに変わっていった時期を、裏方の関係者ヘのインタビューを中心に(中畑や三浦へのインタビューもある)、どのように現在の人気チームにして -
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