仙石寛子のレビュー一覧

  • 君の足跡はバラ色

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    男女入れ替わりネタでこうくるか!!!!と衝撃を受けた作品。男女入れ替わりネタでこういう結末を持ってくるのはさすが仙石寛子さんとしか言えない。
    切なくて優しくてとっても綺麗な物語だと思った。そうやってずっと生きていったら、いつか何もかもがほんとうになってしまうんだなあ。
    後書きで男女入れ替わりネタは一回しか書けない〜みたいなことを書かかれていたので、もう読めないのかな?と思うと残念なようなそれで良かったような不思議な気持ち。

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    2017年10月30日
  • 夜毎の指先/真昼の果て

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    ネタバレ

     以前から好きな作家。
    かわいい絵柄で、ちょっとアブノーマルな題材を好む作風。
     エッチシーンはないが、エロチック。
     基本何も進展せず、結論も出ない、同じところで足踏みしているような恋愛話が3点。

    ・真昼の果て
     幼馴染の3人、男A、男B、女。
     男Aが女に告白すると、男Bが男Aに告白。男Aはこれまで通り3人で仲良くありたいと思うが。

    ・夜毎の指先
     思わせぶりだがタイトル詐欺。
     二十歳の姉と十七歳の弟。
     姉が弟に告白。
     弟も姉が嫌ではない。
     だが踏み出せない。 
     片方が踏み込むと
     片方は引く。
     もう片方が思い直すと
     もう片方が引く。
     一緒にいる時間は長いが
     二人きり

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    2014年03月06日
  • 花はニセモノ

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    ネタバレ

    突然、恋人(男)が女になり、戸惑うゲイの主人公。
    女になったら受け入れられないのは、俺自身好きじゃなかったということ…?
    同性だったから好きになったのか?

    すごく哲学的だけど根本的なことを問いかけているなぁ。シリアスになりすぎない可愛らしい作風。答えは曖昧のまま和やかに終わったのは残念だった。

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    2016年01月06日
  • 花はニセモノ

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    ネタバレ

    昔物語を読むときは、その人の人生を追っていたのに、
    今ではなんか性別さえもそういう装飾としてみているんだなあという斜めった気づきを得た。

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    2015年10月12日
  • 花はニセモノ

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    ネタバレ

    神様の余計な気遣いのせいで両想いの青年2人の片方がある日女になってしまう女体化BL。好きって難しい。女になってしまった歩は結婚とかできちゃうし、子供も産めちゃうと言うけれど、ゲイである森は初めて出来た恋人が女になってしまった現実を受け入れられず、つい「なんで女になっちゃうんだ」と言ってしまう。女になっても俺は俺なんだけど、と歩は言うけれど、男だった時と同じでいられるかと言えばそういうわけにはいかないし、そもそも最初から女だったら森は歩を好きになってないわけで。でも、じゃあ歩が女になってしまったからもう好きになれないというのも、だったら森は歩の何が好きだったのかという話になる。相手がどんな形でも

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    2015年08月18日
  • お母さんとやっちゃん

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    "「母さん化粧してる?」
    「え? ああ…少しね」
    「普段しないじゃん」
    「そりゃだって今日は デートのつもりだったもの…」"[p.53]

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    2017年09月10日
  • 私に見えない恋心

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    「百合、BL、ファンタジーまでなんでもあり!」につられたけど、あくまで風味。絵柄好きだわ。さらっと読めてしゅわっと消えていくような感じ。幼馴染はいいよね。二人だけの秘密。がんばれ、チョコの妖精。

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    2016年08月27日
  • あなただけ宝石

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    ネタバレ

    百合にBL(っぽいもの)、兄×弟、姉×妹、兄×妹の禁断ごった煮短編集。百合は苦手ですが、そんなガチなのじゃなく、ボディタッチが多少あるくらいの可愛らしい内容だった。きょうだいスキーとしては表題の姉×弟も良いけど、『金魚と兄と妹』が一推し。昼間は金魚、夜は人間というお兄ちゃんが面白いな、と。

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    2015年08月18日