双羽純のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本について最初に思い浮かべるのは「王道」。世界の王となれる秘宝を探し旅をする青年、そして宝の鍵を握る、国を追われた美しい王女。王女を狙う敵国の王。何故か博識な怪しい吟遊詩人。神々の伝説。宝の眠る島。正に王道・・・・なのに面白い!ある意味使い古されたようなモチーフであるのに面白いのは、やはりキャラクターとそして"世界"が持つ躍動感でしょうか。キャラの心情一つ一つが緻密で豊か。世界設定もしっかりと練られた基盤があってこそという感じで、十分魅力的に感じます。とうことでかなりの褒め言葉としての「王道」。奇抜な発想。奇抜なキャラもいいけれど、私はこうして安心して読めるお話が好き。
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