月泉博のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
大変革期を迎えている日本の流通業界。
もはや従来のやり方では熾烈な競争に勝ち残ることはできない。
では、これからの流通業・勝利の方程式とはいったい何なのか―。
本書は、ユニクロやしまむらなどの勝ち組流通企業の秘密を解き明かすとともに、「中間流通」「モールビジネス」「超成熟消費社会」「ジャパン・オリジナル」といった、これからの流通戦略のカギを握る重要トピックをやさしく解説。
流通業界の仕組みと、流通戦略の新常識が1冊でわかる。
[ 目次 ]
序章 45年後に訪れた“真性”流通革命
第1章 天下大乱期を迎える日本の流通業界
第2章 激変する小売勢力―新旧交替の構図を読み解く
第3章 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2007年の本。
少子高齢化となり、モノがあふれる日本において、生産者から消費者にモノを届ける流通という業界がどのようなっているのか、今後どのようになっていくのかを知るために読んだ本。
おそらく「置けば売れるといった時には生産したものをどのように消費者に提案し売っていくかといった手法だったが、これからは消費者が欲っしているものを考え作り売る」方に向かっていると私はおもっていた。
消費者が欲しいものって人によってばらばらだから、いろいろなものをどばんって集めた商業施設が1つの手。ただ、最近は百貨店もショッピングセンターも売り上げが以前よりないことは周知の事実。
通常は総合>専門が成り立つけど、総 -
Posted by ブクログ
数少ない流通全般を説明している書物のひとつ。
【ココメモポイント】
「流通革命」の最大公約数とは
①欧米先進国に比べ、著しく遅れており前近代的である
②多段階で複雑な日本の流通(特に中間流通の存在)は、
無駄と非効率、価格の高止まりを招く元凶である
③問屋など中間流通を介在させず、メーカーと小売りを直結してコスト削減を図ることが
消費者利益につながる
④生産性の低い、夥しい数の零細小売業がひしめき、大手チェーンへの集約が進んでいない
何が売れるのか
本当に必要で、しかも自分の好みに合致した商品を、つねに適時・適量・適正価格で求めている
GMSには何でもあるが、欲しいものが何もない
-
Posted by ブクログ
GMSやドラッグ等の小売業界のこれまでの歴史の総括と
今後を予想して、小売業の会社が「何が必要か?」
「どんなことをしないといけないのか?」について考察して本。
著者は「ユニクロvsしまむら」の著者です。
僕自身が商業施設に関わる仕事をしているからか、
小売全般の未来について予想したこの本は
とても勉強になりました。
ちょっと古い本なので、著者の予想とは外れている部分も
もちろんあるのですが、概ね著者の見通しは正しいと思います。
(実際、予想が当たっているところもたくさんありました。)
この本を必要としている人は少ないかもしれませんが、
関係ある人(ありそうな人)は読んでみると
とても興