岡部幸雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
JRA(中央競馬)で2943勝し、武豊騎手に次ぐ勝ち星を挙げた騎手の著書です。
3章に気になる表現があったので、一流の方の著書より引用します。
入社など、これから新しい道へ進む方へ力になれば幸いです。
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90ページ
新しい世界に飛び込んでいったなら、誰でも最初は一番下になる。そこで当たり前のことをしながら這い上がっていく以外に方法はないのだ。
91ページ
そんな先輩たちの見よう見まねすることによって、日頃の馬の管理の仕方から、レースで何が望まれるのかといったことまで、騎手として必要な基本を身につけていったのだ。
92-93ページ
同期同士で励ましあったり情報交換しながら切磋琢磨し -
Posted by ブクログ
・イメージに固執しない
・情報は頭の隅に留めておくのが理想
・人と違う事をする
・「最高」を知ること最高の財産
・今日は出来なくても明日は出来る
・諦めてしまっては全てが終わりになる
・「勝ち組」「負け組」は勝手に決め付けているだけ
・目先の結果より将来に繋がる事をする
・先を読まれたら必ず負ける
・あたり前の事をあたり前に行う、誰もがしている事でも少しだけ発想を転換してみるだけで結果が大きく変わる事は意外と多い。
・TAKE IT EASY
書いてある事を纏めれば上のようになりますが、
難しいですね。
どれもあたり前なんだけどそれを実践する事はなかなか出来ない。
心に留め置き少しずつ実践で -
Posted by ブクログ
元騎手 岡部幸雄氏が、競馬に対する思いを綴ったもの。岡部というと名手と呼ばれていたことから、若いときからエリート街道を歩んできた人かと思っていたが、競馬界に何のツテもなかったことから、競馬学校時代や若い騎手の時代は、かなり苦労したとの発言は意外だった。まわりに流されず、信念を持って独自の道を進んできつつも、競馬に対する熱い思いがよく伝わってきた。印象的な記述を記す。
「チャンスというものは、誰にでも訪れる。現在という時間を疎かにしていては、来るはずのチャンスも来なくなる。チャンスが来たならいつでもそれを活かせるようにしておく心構えは、何より大切である」
「勝負勘を育てるのは経験である」 -
Posted by ブクログ
38年間、競馬のジョッキーとして生涯を捧げてきた岡部幸雄。
そんなジョッキー生活の視野から描いた彼の勝負勘を題材にした本。
あんまり勝負勘について書かれていなく、むしろ38年間の競馬人生を振り返ったような本になっている気がする。
名馬シンボリドルフとの出会い。
アメリカと日本の馬に対する育成の差異。
もちろん、彼のレース経験談。
競馬に人生捧げ続けてきた彼の人生は、決して楽なものじゃなかったことを、すごく感じます。
『あきらめてしまっては、すべてが終わりになる。
それは、騎手を目指す人間でも、デビュー間もない騎手でも、生産者でも、すべての世界に生きている人たちに