根本知のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「字には基本となるカタチがある」ということを、かみ砕いてわかりやすい言葉で順序立てて伝えたい、という著者の理念から本書の出版に至った様だ。
「反復してたくさん書いて練習しよう」という内容ではなく、美しい文字を構成する為の論理的なメソッドが書かれていた。
具体的には(文字表現のみだとわかりづらいが)、右肩上がり、線の向き、打ち込み(縦棒を12時の位置からではなく11時の位置から書き始める) 、反り、点の位置、はみ出す縦線・横線、線をすぼめる、払いを意識、偏の右端を揃える、中心を見据える、間隔を意識する、外形を意識する等、がメソッドとしてイラスト付きで記載されている。
ひとつひとつを意識して -
Posted by ブクログ
文字をキレイに書くポイントや、その練習法を紹介している本。
タイトルにある「読むだけで上手い字が書ける」は、さすがに嘘八百。
読むだけで上手くなるワケがないです。練習しないと。
販売戦略なんだろうけど、こう堂々と嘘をつくのはやめてほしいなあ…。
たが、中身は満足いく内容だった。
・右肩上がりにする
・強調する線は一本にする
・書き順を意識する
など、要点がわかりやすく押さえられている。
試してみると、確かに綺麗な形の字が書けるようになる。
「綺麗である」ことがきちんと理論化されているので、身に着けやすいのだ。
しばらく毎日コツコツ練習してみたが、以前より幾分かはまともな字が書ける -
Posted by ブクログ
タイトルがキャッチーで、雑誌の表紙のような文字いっぱいのレイアウト。……うん、まあ、結果的には読んでよかったと思える本でしたが、この装丁はちょっとなじまない。
いかにも簡単にできるよーって触れ込みですが、ここに書かれた内容を隅から隅まで頭に叩き込む必要があることを考えると、『読むだけで』とまではいかないんじゃないかなぁと思います。読んだ内容を全て暗記できる人がいれば、それは、読むだけでいけるんだろうけど。
きれいな字を書くときのメソッドたくさん。お手本を見て書いてね、と言われてもどう真似ていいかわからないので、「ポイント」を言語化してもらえるのはすごくありがたいです。例えば、「口の字は