表紙と帯から想像していたモノより、結構、ガッツリめな肉食的な内容だったので、読んでいてビックリはしたが、嫌いじゃないぜ、こう言うの
表題作の『MY FAIR BOY』は性描写こそ少ないが、攻め側の雅がヤンデレをこじらせている上に、設定山盛りなものだから、話としてのインパクトはかなり強い
また、平々凡
...続きを読む々を絵に描いたような受け側の四郎が、文句や愚痴をこぼしつつも、何だかんだで、雅の素直じゃない愛情表現を受け入れている辺りにもキュンとくる
『キラメキ☆コンタクト』は、スキスキ光線を出しまくりの不思議ちゃん美少年に、出来が良くて聞きわけが良すぎる生徒会長がコロッとやられちゃう話w
第一印象が鮮明すぎて、友人も親友も経ずに、いきなり求愛しちゃう、81pのシーンは中々に良かった
「大内センセへの愛は、肉欲を伴う愛じゃないんだよ、エリちゃん」はやや下品ですが、濡れ場に突入する際の発言としては、勉強になりました
ちなみに、結構、性描写、ガッツリ挿入ってます
『チンクロ☆ラプソディー』は個人的に最も推しです
見た目も中身も、真性Sの眼鏡美少年が、ちょっとヤンチャが過ぎた同級生に灸としてはキツすぎ、熱すぎのモノをくれてやる話なんですが、作中の言葉攻めはMじゃなくても、ドキドキさせられます
“共鳴勃起現象”、今後、BL界で流行って欲しいワードですね
109pの6コマ目、朝野くんの微笑が眩しすぎて、危うく、前が張り切っちゃうトコでした
『Mのひみつ』はタイトルに偽りなし、って感じの読み手を裏切らないストーリーだった
Mには色々なタイプがいるが、作中に登場する三木は割りと突き抜けている感がある。まぁ、突かれて、抜き差しされる側ではあるが、自分を過剰労働でとことん追い込んだ状態での自慰でないとエクスタシーに達せない、となると重症のMと言えるか?
しかし、だからこそ、交わっている時の蕩けた顔は、その辺の女より可愛い訳だが
シチュエーション的には、私は二話目より、一話目を推してます
番外編の『28号のひみつ』は他の話と違い、片想いの切なさと、それ故のちょっとした瞬間の幸福感を描いた話
ページ数的に物足りなさは拭えないものの、読み手の妄想神経をガッツリ刺激はしてくれる
イチャイチャ感が強いものの全体的には抑え気味な感じはあるので、過激なセックスシーンよりストーリーを重視したいって、腐男子剥きかな?