町田宗鳳のレビュー一覧

  • 山の霊力 改訂新版
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    町田宗鳳(まちだ そうほう)
    広島大学名誉教授、「ありがとう寺」住職 1950年京都市生まれ。 14 歳のおり、家出をして仏門に入る。以来 20 年間、京都の臨済宗大徳寺で修行。 34 歳のとき寺を離れ、渡米。のちハーバード大学で神学修士号およびペンシルベニア大学で哲学博士号を得る。プ...続きを読む
  • なぜ宗教は平和を妨げるのか 「正義」「大義」の名の下で
     宗教家である町田氏は、世界で起きている宗教にまつわる武力紛争などを直視しつつ。最後には『もし宗教が真理や正義というまことしやかな表現で「とらわれ」を説き続けるかぎり、われわれは毅然たる態度で、その宗教を踏み越えていかなくてはならない。神にはたった一人で立ち向かえ。』と説く。
     無論、この事がテロの...続きを読む
  • 人の運は「少食」にあり 「プチ断食」がカラダとココロに効く理由
    私にとっては、文句なしの星5つ評価です。
    著者が企画したセミナー?の宣伝みたいな件も、特段気になりませんでした。
    ただ、「良かったら参加しませんか?」ぐらいです。

    江戸時代の観相家である水野南北のくだりは、非常に参考になりますし、
    説得力をもたせる文章でした。「少食開運」なんて、言われると、
    やは...続きを読む
  • 人の運は「少食」にあり 「プチ断食」がカラダとココロに効く理由
    第1章は、水野南北の紹介である。小説(神坂次郎「だまってすわれば」小学館文庫)しか知らなかったので興味深く読んだ。少食が
  • なぜ宗教は平和を妨げるのか 「正義」「大義」の名の下で
    わかりやすく書かれているし、何かに偏ることもない。とてもためになる本です。
    素直にそう思えるから、いろんな人に読んでほしいです。
  • 「無意識」はすべてを知っている
    船井幸雄氏、田坂広志氏 同じ事を表現は多少異なるが 書かれている。
    そこまで深く洞察されておられる方々には見えて来る世界があるのだろうと感じました。
    もっと深く呼吸をしてと。
  • 「生きる力」としての仏教
    仏教界では異端な道を歩む町田氏と、文化人類学研究から仏教に入ってきた上田氏による対談本。「何もしない」をする、という智慧には目を覚まされた思い。
  • 人の運は「少食」にあり 「プチ断食」がカラダとココロに効く理由
    水野南北(観相家)の話が導入にあったので一挙に熟読。著者が比較宗教学者とのこと。でも坊さんであるところは、キリスト射的にはやはり世界統一宗教の働きに向かわせる霊的ムーブメントの一端を担っていると判断できる。事実一神教の他を排斥する信条を批判する場面がある。

    その点は注意する必要があるが、小食が人間...続きを読む
  • あなたを救う「法然」のことば
    比較宗教学者である著者が「法然」の言葉を基に、「念仏すれば、往生できる」という法然の教えを「ありがとうご言えばこの世に生きているうちに幸せになる」と置き換えて、日常ついついとらわれてしまう人生の悩みに優しく答えてくれる。心が疲れた時に何度も開きたい本。世の中を大きく動かせる人は権力や財力を持つ一握り...続きを読む
  • なぜ宗教は平和を妨げるのか 「正義」「大義」の名の下で
     信仰があり、愛を説く人たちがなぜに人を殺す戦争をするのか。なぜ宗教が違うだけで戦いがおこるのか納得かないことが多くてよんでみた。わかったようなわからんような。宗教が盲目でありそれを利用しようとする人が多い。盲目ゆえに救いもあり、狂信的でもあるというのは納得できた。
     自分のなかにある弱さや影の部分...続きを読む
  • 「生きる力」としての仏教
    [ 内容 ]
    仏教とは、お布施を集め、暮地や駐車場を経営する宗教のことではない。
    世間に縛られる凡夫を解放し、生きる喜びを与えてくれる宗教なのだ。
    今こそ、仏教の原点に立ち戻るべきでは―。
    本書では、元禅僧にして比較宗教学者と、“癒し”の文化人類学者が、日本仏教の再生について熱く討論。
    「“悟り”と...続きを読む
  • なぜ宗教は平和を妨げるのか 「正義」「大義」の名の下で
    世界各地で起きている紛争と宗教の関係をわかりやすく解説しており、世界情勢を知るための常識を身につけることができる良書です。仏門出身の宗教学者である著者は、宗教そのものや、個別の宗派を責めることなく、意見の違いによる対立から先鋭化しやすい人の心について、バランスよく解説しており、安心して読むことができ...続きを読む
  • 「生きる力」としての仏教
    対談形式で話が進んでいくが、二人の考え方の違いや一致する点などがよく分かり、読みやすかった。一冊で二人の著者の本を読むことができた。
    やはり仏教は、奥が深い。
  • 「生きる力」としての仏教
    仏門に入りながら大学教授として世界を回り様々な宗教、人に触れながら仏教を探索する町田宗鳳。方や文化人類学を探求する大学教授上田紀行。二人が仏教について語り合う。ただ、この本は2006年にだされたもので、当時、町田が56歳、上田は48歳。まだ考え方が若いと感じる。町田は、修行を重ね出家しているだけのこ...続きを読む
  • 法然対明恵 鎌倉仏教の宗教対決
    念仏によって阿弥陀仏の救いにあずかると主張した法然と、『摧邪輪』を著して法然の思想を敢然と批判した明恵の二人の立場を、対比的に考察している本です。

    本書では、法然と明恵の二人のたどった思想的な道筋や立場に共通点が存在していることを指摘しながらも、明恵が「理想主義」的であり、この生において仏道を実現...続きを読む
  • 「無意識」はすべてを知っている
     著者の特異な宗教体験、無節操とも見える経歴に驚く。体験に裏付けされただけに、各宗派の説明に説得力がある。無意識の捉え方に違和感はありません。ユングの個人、集団無意識の説明にいくらか疑問を受ける。
  • 人の運は「少食」にあり 「プチ断食」がカラダとココロに効く理由
    youtuberがファミレスで大量に注文して食べ残して炎上。
    TVの大食い企画。
    グルメによる美食自慢。
    フードポルノ。

    とまあ…飽食の日本において「食事」っていうことはもはや遊びの一つになりつつあるんだろな~と思う今日この頃。

    この本は「運」をよくしたいから小食になるという話ではなくて、丁寧な...続きを読む
  • 人の運は「少食」にあり 「プチ断食」がカラダとココロに効く理由
    少食の利点から原発から自然エネルギーへ等エコライフについて述べられている。
    24時間社会等、過剰で不利益な生活は改め、ある程度経済は縮小してもその方が幸せではとは思うが後戻りはなかなか難しい。
  • 森女と一休
    なかなか力の入った小説でした。
    凡夫には一見矛盾して見える一休の有り様に統一した印象を与えた力量を感じます。
    森女の掘り下げに少々理に勝ったところを感じたのは気のせいかな。
  • なぜ宗教は平和を妨げるのか 「正義」「大義」の名の下で
     一神教の排他的論理、狂信者などにより人類に大きな災厄をもたらした宗教。その歴史は拝金と他者排除による戦いの連続であった。
     その「なぜ」に期待したが、押しが弱い印象である。ただ筆を執った著者を評価したい。