石野径一郎のレビュー一覧

  • 新装版 ひめゆりの塔

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    ▼題名は知っているし、中身も大体察しがつく。そして恐らくそれは間違っていない。けど読んでいない。と、いうグループに入る1冊。▼「ひめゆりの塔」初出1949年。講談社文庫。石野径一郎(いしのけいいちろう)という方が書かれた小説。ノンフィクションではありません。▼石野さんは1909-1990だそう。沖縄の人で石野という姓は、元沖縄県民の自分としては「?」と思ったのですが、ペンネームで本名は高江洲(たかえす)さんだとネットで知って納得。▼首里士族の家系で戦前に東京の大学に行き教員になり、並行してブンガク活動をされていたそうなので、戦前の沖縄県民としてはざっくり恵まれている境遇だったのだろうと思います

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    2020年03月10日
  • 新装版 ひめゆりの塔

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    ネタバレ

    タイトルは知っているけれど、小説を読んだことも映画を観たこともなかった作品(大多数の同世代が、同様であろう)を、今さらながら読んでみた。

    小説としては、少々読みにくい。
    (視点人物が前ぶれなく唐突に、次々と変わってゆく……。)

    しかしそこには、(作品自体はフィクションであっても)歴史が物語る歴然とした事実が積み重ねられているため……、身につまされる思いで読み進め“させられ”た。


    沖縄戦についてはここで多くは語れない。何を語ってみても、チープな感想にしかならないから。

    唯一言えること……日本人は、皆これを読むべし。
    語らなくて良い、感想など言葉に表さなくて良いから……皆、「ひめゆりの塔

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    2017年02月21日
  • 新装版 ひめゆりの塔

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    私たちが忘れてはいけない歴史。
    でも、少し日本語が難しく、文体も理解しづらいのが残念。
    淡々としてるから、ある意味読みやすい。

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    2025年08月21日
  • 新装版 ひめゆりの塔

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    日本で唯一地上戦が行われた沖縄
    また、日本で初めて子供達が戦場に動員された地上戦でもある。
    沖縄戦は日本本土を守るため、沖縄になるべく米軍を引き留めて時間かせぎのための捨て石にされたのです。
    そのため多くの住民が戦闘に巻き込まれ命を奪われ戦死した兵士の数を大きく上回りました。

     本書は史実をもとに描かれたフィクションです。
    14~19才の女生徒がひめゆり部隊として看護婦と一緒に患者の世話をしながら野戦病院を出発し米須の洞窟へと向かったひめゆり達の90日間の足跡が描かれている。
    患者に肩を貸して医療器具を背負い道なき道の移動はどんなに大変だったか。
    しかも連日の雨に海からは艦砲射撃、空からは爆

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    2025年07月13日
  • 新装版 ひめゆりの塔

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    もっと悲しくなるストーリーかと思ってました。
    戦時中であっても昭和初期という時代でも、10代の女子なら恋したり、友情関係とか色々あって、悲惨な境遇ながらも青春があって、悲しいだけのストーリーではなくて、でもちょっと文章が読みにくかった。

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    2022年08月14日