橋元淳一郎のレビュー一覧

  • 空間は実在するか(インターナショナル新書)

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    【2020年の今、時間と空間の概念はアンシュタインやベルクソンが想像だにしなかった様相を呈している】(文中より引用)

    最新の科学と哲学を優しく紹介しながら、時間と空間の存在について考察を重ねた一冊。著者は、東進ハイスクール講師とSF作家の顔を持つ橋元淳一郎。

    『TENET』や『インターステラー』が好きな人にはたまらない作品。SF小説を読んでいるかのような錯覚に襲われながら、現代科学がとてつもなく摩訶不思議なところに没入しているのを体感することができました。

    読んでもよくわからないというのが☆5つ

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    2021年03月10日
  • 時間はなぜ取り戻せないのか

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    ヤバい!めちゃくちゃ面白い。

    科学のワクワク感(作者はセンスオブワンダーと読んでいる)を思い出させてくれた。

    この本は、科学書というよりsfに近い。
    議論もかなり大雑把な部分があり、全てがスッキリ腑におちるという訳ではない。

    が、ソレが逆にオモシロイのだ。
    この本を、読みながら「時間とはなんなのか?生命とはなんなのか?」という問題に思いを馳せてワクワクした。

    なんか、小学生に戻った気がした。
    オススメです。

    •ココロに残ったエッセンス
    重量、慣性力を人間は直接感じるコトはできない。(見える力)

    エントロピー増大の嵐から、逆らっているのが生命(生命は主体的意識を持つ)

    生命が持つの

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    2011年10月20日
  • 時間はなぜ取り戻せないのか

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    [ 内容 ]
    誰で一度は「過去に戻りたい」「時間よ止まれ」などと夢想したことはないだろうか?
    だが、考えてみれば、当たり前のように流れるこの時間は、いつ、どのように始まったのだろうか?
    そもそも、我々の目に見えない“時間”とは一体何なのか?
    時間の謎を解き明かす鍵は、生命の“意思”にあり、「意思とは何か?」というのも本書の主題である。
    哲学、物理学が探求してきた永遠のテーマを解き明かす、画期的な思考実験がここに。

    [ 目次 ]
    第1章 主観なしに宇宙は語れない
    第2章 もろい秩序が生命を可能にする
    第3章 物理法則を超えて共鳴するシステム
    第4章 相対論とミンコフスキー時空
    第5章 空間とし

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    2010年06月05日
  • 単位が取れる電磁気学ノート

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    電磁気学も駆使する研究を始めるにあたって真っ先に使った専門書。
    演算子の持つ物理的な意味を重視して書かれているので初学者にとってはすんなり入りやすい。
    この本を導入として続いてハードカバーのような厚い専門書へ読み進めるのが電磁気学の体系をおさえる近道ではなかろうか。

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    2010年01月23日
  • 単位が取れる電磁気学ノート

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    タイトルからもわかりますが、初学者向けです。大学で学ぶ電磁気学の概要・全体像をいち早く把握するのには、この本以上のものを見かけません。ただし、この本だけで単位が取れたりはしないと思います。別にきちんとした教科書で穴埋めしていく必要はあります。

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    2010年03月26日
  • 単位が取れる力学ノート

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    ■サマリー
    ・物理は、まず力学をマスターすること
    ・サクッと力学の表皮を理解できる
    ・深く学びたい場合は別の本がおすすめ

    ■所感
    最近読んだ本ではなく、大昔に読んだ本を本棚から発見。懐かしい。
    大学入りたての理工系学生が、力学についてさらっと学べる本である。
    さらっと学べるため、深掘りはできないのが少し傷。
    深く学ぶには、例えばファインマン物理学の力学編を読みましょう。
    分厚いが思考を深めるには良書中の良書。

    橋元さんの物理は、高校物理の参考書として有名である。
    かつて私も大変お世話になったが、本当にとてもわかり易い。
    まず基礎を橋元さんでしっかり固めて、問題集をガシガシ解けば高校物理全般

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    2025年02月01日
  • 光速・時空・生命 秒速30万キロから見た世界(インターナショナル新書)

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     高速不変ということの意味がわからないので、手に取ったが、考えれば考えるほどわからないのが光であるということがわかった。ミンコフスキー空間という土俵で物事を考えることや時間が実数で空間は虚数と考えることもうまくできなかった。光はモノではないが、素粒子の一種であり、普通の物質と決定的に異なるのは質量がゼロであるということ。なんてわかったようなわからない理論の前で呆然と立ち尽くすしか無かった。
     もっとショックなのは、この本を読んで、一週間程後にまた書店で同じ本を買ってしまったことだ。そして30ページほど読んでから読んだことがあることに気づいたのだ。私は、本の再購入を度々やってしまうのだが、こんな

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    2024年11月24日
  • 空間は実在するか(インターナショナル新書)

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    時間と空間は深く関連しあっているし,それぞれが軸を持っている.
    時間は記憶がないと存在し得ないというのはなるほど.(我々は過去の情報を脳内にある程度留めておけるから差分を計算することが出来,違いに気づくことができる)
    相対性理論を簡単な可視化で理解させ,時間と空間の話を情報と生命にまで展開する著者の視点はとてもおもしろい.

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    2022年11月16日
  • 時間はなぜ取り戻せないのか

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    「主体的意思」という考え方はしっくりこなかったが、それを排除したとしても、時間を説明するモデルとしてはわかりやすいし、納得できる。特に、モデルの核となっているミンコフスキー時空による相対性理論の説明は理解しやすかった。

    しかし、終盤で著者も認めている環世界の考え方からすれば、科学自体が「人間が観測可能な範囲」から構築されたものに過ぎないわけで、その上に立ってモデルを作る以上、どうしても、それはイリュージョンだろう、とも思う。

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    2022年08月07日
  • 時間はなぜ取り戻せないのか

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    ネタバレ

    時間と空間の関係性からどうして未来からの情報を観測できないか、という話につながる

    あくまで仮説のみであり実証はできないものの納得の行く部分が多く楽しみながら読むことが出来た  

    内容まとめ 
    生命は脆い秩序で成り立っており、これが主体的意思を生む。
    この主体的意思はすなわち目的に向かって進むことであり、生命においては生きる方向(未来)へ向く。
    未来に進むと、これまで未来から向かってきていた光は自身に届くときに自身が干渉できない領域に入る。
    その領域は認識ができない場所なので、観測はできない。
    少し難しいけどこんな感じ。

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    2020年01月25日
  • すきになる高校物理

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    わかりやすく書かれているけれども、「すきになる」かどうかは、読む人によるかも。力学が中心で、その他は記述が少ないので、もう少し後半部分をもう少し丁寧に書かれているとなおよいけれど。

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    2019年08月06日
  • 時間はなぜ取り戻せないのか

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    ミンコフスキー時空って相対性理論から説明されると、縦軸:時間、横軸:空間で45度の線が光っていうのが何となくわかるような気がした。
    が、その時空においては過去も未来も一緒にあるってこと。
    更なる説明に虚数を使うっていうのに説明の道具としては分かったような気になったが、もう少し読み込まないと分からない。

    時間の流れ → エントロピー増大の法則 → 主体的意思
    ってことらしい。視点が本当に面白くて読みすすめられたが、正しく理解は出来ていないと思われる。

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    2012年10月24日
  • 時間はなぜ取り戻せないのか

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    著者の話の持って行き方が、良い感じに好奇心をこちょこちょしてくれるので、前半は興味津々にサラサラ読めました。 「センス・オブ・ワンダー」にくすぐられた。 読み進めるうちに、物理の知識が無いと難しい説明になり、徐々にスローダウン。
    とりあえず、著者の説明があまりにも飛躍的なことなのか、信じていいことなのか、物理の知識のない私には判断できないし、主題「なぜ時間が取り戻せないか」についての理論はわからないままだけど、この本は読んで良かったと心から思います。
    急がば回れ、、、今更だけど、高校生が使っている物理の教科書を入手してちょっとずつ勉強してみようかなという気持ちになりました。
    結局、私が興味を持

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    2012年08月27日
  • 時間はなぜ取り戻せないのか

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    知ってる人は知っている、物理のハッシー君の本です。受験生の時にはお世話になりした。純粋な物理学の本ではないので、読みやすいですし、興味ある方にはお勧めです。ミンコフスキー空間とかにやにやします(笑)

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    2012年01月07日
  • 7日間で基礎から学びなおす カリスマ先生の物理

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    高校物理とはいうものの、力学、電磁気学、相対理論と力学の基本で7日間を費やしているために、波動、原子についてはややよわい。

    けれども、力学を1つずつの法則ではなく、全体を通して、関連性を持たせて記述している点は非常に良いと思う。力学、電磁気学がおなじ力学の法則で貫かれていることがわかった。法則だけ覚えるのには飽きていて、かといって微分積分には手を出したくない人には、著者のいう「イメージでつかむ」、力学は物体が「いつ、どこにいるのか」を予測するためのものだということなどは非常に示唆に富んでいるのではないか。

    物理は難しいといわれるが、教え方によっては興味が湧くものとして考えられるのではないだ

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    2012年01月03日
  • 時間はなぜ取り戻せないのか

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    同じ内定先の某内定者I氏に触発されて購入した一冊.
    かなり面白い本だった!I氏には感謝の意を評します(・∀・)
    同じ著者の本だったってことに気づいたのは読み終わってからだったということは内緒にしたいところ...

    前半は時間とはあまり関係なく,生命が誕生するにあたっての水(特に地球では常温で液体の状態を保っている)・熱ゆらぎ・エントロピーの重要性などなど.中盤は打って変わって,相対論・ミンコフスキー時空等数学的な話が続く.相対論では,光と同じ速さで動く物体には時間も空間も存在しないようで.

    それらを組み合わせて後半の主題である
    「時間を生み出すものは何か」
    「時間はなぜ取り戻せないのか」

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    2012年03月05日
  • 単位が取れる解析力学ノート

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    解析力学の導入に最適。どうしても数学的になり、なかなかイメージが掴みにくいこの分野を、噛み砕いた説明で何をしているのかといったことがわかりやすく解説されている。そのため一度つまずいた人や、整理し直したい人にも適している。
    特にルジャンドル変換、正準変換の解説は私にとって秀逸であった。
    しかし、概念は分かりやすいものの、演習問題で実際に力学の問題を解くということが極端に少ないのでそこが弱点。

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    2010年11月30日
  • 単位が取れる熱力学ノート

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    エントロピーで躓いている人には良書かもしれません。意外に使えます。ただ、電磁気版と同様、この本だけで単位が取れるとは思えません。

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    2010年03月26日
  • 単位が取れる量子力学ノート

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    量子力学の世界をわかりやすく説明しています。
    授業ではなにを表しているのかわからなかった数式も徐々にその意味が見えてきて面白いかと思います。
    まだ全部のページを読んでないので三つ☆です。

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    2009年10月04日
  • 単位が取れる電磁気学ノート

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    橋元流物理を使って高校物理を勉強した方は必携の大学生向け参考書だと思います。電磁気学を勉強する方は積分の知識は必須なのでこの本の中で使われている積分がわからない場合は別途積分の勉強をした方がいいと思います。
    まだ全部読み切れてないので四つ星です。

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    2009年10月04日