橋元淳一郎のレビュー一覧

  • 光速・時空・生命 秒速30万キロから見た世界(インターナショナル新書)

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    特殊及び一般相対性理論により描かれる空間と時間の定義を、光速度を軸にその対称性と非対称性を考察する。SFでお馴染みのタキオンを導入し、生命(知的生命体)にとって光速の制限を超えた先に観測しうる状況をSF的思考実験で考察する。

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    2025年01月19日
  • 時間はなぜ取り戻せないのか

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    科学の本と思って読むと期待外れに感じる。SF。だけど、今後科学になり得る物なのかもなあ……。この本の内容だけでは哲学にしかなり得ないけど。でも、自分にはなかった視点で面白かった。
    物凄く知識の幅が広い人とおしゃべりしてるみたいな感じになる本だった。話題が飛びすぎるという欠点もある気がするけど。どこに連れて行かれてるのかが全然読めない。「主体的意志」の方が気になりすぎるから、他の本も読んでみたい。

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    2021年08月22日
  • 空間は実在するか(インターナショナル新書)

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    む、難しい。
    文体もやや大仰というか「〜であろうか」みたいな感じで固いのだが、それは慣れれば味わいになるかもしれない。
    後に行くほど難しくなるが、相対性理論をグラフで説明してくれたのは、目から鱗だった。確かに動くと時間が遅くなることがすっきりした。
    しかし、最後までよく判らなかったミンコフスキー空閑、付録1の終わりで、すごい結論に着地するので目眩がした。理系の人には当たり前なのかもしれませんが。

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    2021年08月15日
  • 時間はなぜ取り戻せないのか

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    ネタバレ

    タイトルでちょっと気になり、目次を見ると相対論やミンコフスキー時空の話があったので、物理学の概念を用いて時間論に対しアプローチしていそうと思い、読んでみた。著者も書いていたが科学の本というよりかはSFの本である。

    実際に、数式を使わず、いくつもの重要な物理学の概念(エントロピー、相対論的時空等)をわかりやすく解説してくれる。そして、その概念を元に時間とは何かについての考察を進めていく。

    著者は大学受験物理の参考書でお世話になったはっしー先生。

    本書の主張ではエントロピーの増大に立ち向かうための生物の共鳴的フィードバックシステムが時間の方向性を作り出しているという。

    「主体的な生命原理」

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    2015年08月30日
  • 単位が取れる解析力学ノート

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    予備校の人気講師橋元淳一郎氏の書いた解析力学の本。氏はわかりやすいと人気の講師だけあって、物理全般の理解の深さが著書より伺えるが、この本も例外ではなく、非常にわかりやすい。例えばなぜラグランジアンLをL=T-U(T:運動エネルギー,U:ポテンシャルエネルギー)と置くのかが説明されない本も多い中、この本ではその点もきちんと説明されている。初学者が最初に読む解析力学の本として最適かもしれない。

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    2014年11月01日
  • すきになる高校物理

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    本当に基本的な物理の考え方を、易しく解説した本です。これを読んだからといってセンター入試を解けるようにはなりませんが、考え方だけ知りたい人にはいいと思います。

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    2014年06月21日
  • 時間はなぜ取り戻せないのか

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    エントロピーが増大する方向に生まれる堅固な秩序が原子・分子・太陽系・銀河系などであって、もろい秩序が生命ということか。もろいながらも秩序を維持するために生まれたのが主体的意思であり、主体的意志が時間を生んだということか。
    だが、そもそも、宇宙にとって、もろい秩序を維持する必要性はあるのか。主体的意志が生まれる必然性はあるのか。なぜ、もろい秩序を維持する「ために」ということができるのか。主体的意志が生まれる理由はやはり説明されていないのではないか。

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    2011年06月20日
  • 単位が取れる電磁気学ノート

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     受験用参考書でおなじみの橋元先生がお書きになっている、大学ヴァージョンの参考書です。

     分かりやすいし、原理とかもきちんと載っているので、私は好きです。
     単位を取った後だったけど、中身の良さにひかれて購入しました(^-^/

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    2009年10月04日