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誰でも一度は「過去に戻りたい」「時間よ止まれ」「未来を知りたい」などと夢想したことはないだろうか? だが、考えてみれば、当たり前のように流れるこの時間は、いつ、どこで、どのように始まったのだろうか? そもそも、我々の目に見えない<時間>とは一体何なのか?時間の謎は、物理法則だけでは解き明かせない。くしくも、カントが「時間は内観の形式である」と述べているように、その鍵はなんと生命の<意思>にあり、「意思とは何か?」を追究していく先に答えは存在する。むろん実証されたわけではない。あくまで仮説である。そんなことが科学的にいえるかどうか考えながら読み進めていただければ幸いである。本書は、物理畑のSF作家による、―古来より多くの哲学者、科学者が探求してきた永遠のテーマ―<時の流れ>に果敢に挑む、画期的な思考実験である。
...続きを読むPosted by ブクログ 2011年10月20日
ヤバい!めちゃくちゃ面白い。
科学のワクワク感(作者はセンスオブワンダーと読んでいる)を思い出させてくれた。
この本は、科学書というよりsfに近い。
議論もかなり大雑把な部分があり、全てがスッキリ腑におちるという訳ではない。
が、ソレが逆にオモシロイのだ。
この本を、読みながら「時間とはなんな...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月05日
[ 内容 ]
誰で一度は「過去に戻りたい」「時間よ止まれ」などと夢想したことはないだろうか?
だが、考えてみれば、当たり前のように流れるこの時間は、いつ、どのように始まったのだろうか?
そもそも、我々の目に見えない“時間”とは一体何なのか?
時間の謎を解き明かす鍵は、生命の“意思”にあり、「意思とは...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月07日
「主体的意思」という考え方はしっくりこなかったが、それを排除したとしても、時間を説明するモデルとしてはわかりやすいし、納得できる。特に、モデルの核となっているミンコフスキー時空による相対性理論の説明は理解しやすかった。
しかし、終盤で著者も認めている環世界の考え方からすれば、科学自体が「人間が観測...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月24日
ミンコフスキー時空って相対性理論から説明されると、縦軸:時間、横軸:空間で45度の線が光っていうのが何となくわかるような気がした。
が、その時空においては過去も未来も一緒にあるってこと。
更なる説明に虚数を使うっていうのに説明の道具としては分かったような気になったが、もう少し読み込まないと分からない...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月27日
著者の話の持って行き方が、良い感じに好奇心をこちょこちょしてくれるので、前半は興味津々にサラサラ読めました。 「センス・オブ・ワンダー」にくすぐられた。 読み進めるうちに、物理の知識が無いと難しい説明になり、徐々にスローダウン。
とりあえず、著者の説明があまりにも飛躍的なことなのか、信じていいことな...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月05日
同じ内定先の某内定者I氏に触発されて購入した一冊.
かなり面白い本だった!I氏には感謝の意を評します(・∀・)
同じ著者の本だったってことに気づいたのは読み終わってからだったということは内緒にしたいところ...
前半は時間とはあまり関係なく,生命が誕生するにあたっての水(特に地球では常温で液体の状...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月22日
科学の本と思って読むと期待外れに感じる。SF。だけど、今後科学になり得る物なのかもなあ……。この本の内容だけでは哲学にしかなり得ないけど。でも、自分にはなかった視点で面白かった。
物凄く知識の幅が広い人とおしゃべりしてるみたいな感じになる本だった。話題が飛びすぎるという欠点もある気がするけど。どこに...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月20日
エントロピーが増大する方向に生まれる堅固な秩序が原子・分子・太陽系・銀河系などであって、もろい秩序が生命ということか。もろいながらも秩序を維持するために生まれたのが主体的意思であり、主体的意志が時間を生んだということか。
だが、そもそも、宇宙にとって、もろい秩序を維持する必要性はあるのか。主体的意志...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月25日
時間と空間の関係性からどうして未来からの情報を観測できないか、という話につながる
あくまで仮説のみであり実証はできないものの納得の行く部分が多く楽しみながら読むことが出来た
内容まとめ
生命は脆い秩序で成り立っており、これが主体的意思を生む。
この主体的意思はすなわち目的に向かって進むこと...続きを読む
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