茜屋まつりのレビュー一覧
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銃の熱を感じた。
ここを魅せたかったという著者の想いの伝わる作品だった。そういうシーンは、時が止まるかのような感覚、密度がある。Posted by ブクログ -
評価:☆4
「あたしが巡り逢ったのは…最高の銃だったわ」そう言ってアリスは逝った。わたしの名前はミスター・マグナム。偉大なる魔女によって生み出された魔法の銃だ。災厄により相棒を失ったわたしは、不思議な運命により過去の世界で意識を取り戻す。そこで出逢ったのは、少女時代のかつての相棒。だがこのアリスは...続きを読むPosted by ブクログ -
西部劇でガンアクションで魔法で時間もの。
クールなんだけど実は熱くて、アホな子に翻弄されたりするミスター・マグナム(拳銃)が語り手。
ハードボイルドっぽいそんな語り手を通した文体は、ルビを頻繁に使っていて戦闘もののラノベではよく見る形。
でもこれがとても完成されていて、熱くてカッコいい語りと物語で...続きを読むPosted by ブクログ -
正直、1巻の時は小さくまとまっている印象が強かったのですが、今巻を読んでその印象を少し改めました。
今巻では、アリスとミスター・マグナムの関係を軸に、そこに紐づくかたちで物語が矢継ぎ早に展開していきます。もちろん詰め込んだからこその描写の不足であったり、本来もう少し深く書くべき人間関係が浅くなって...続きを読むPosted by ブクログ -
過去改変ものとしてはありがちな展開ではあるものの、西部劇に出てくるような舞台の雰囲気がよく表現できてて、あつい。Posted by ブクログ
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ロッキーがメインの回。時系列的に結構ややこしくもある巻。
ロッキーの人格形成の背景はいろいろと楽しめたが、彼女の活躍シーンはもう少し欲しかったかも。
むしろ、メリーやロックフェローといつたサブキャラ、敵キャラが印象に残るくらいの巻だった。
チャームガンを駆使したトンデモバトルは面白い。
次巻での伏線...続きを読むPosted by ブクログ -
電撃文庫はメディアミックスに力を入れてますが、この作品は正直多角展開に向いてる作品ではないと思います。
ともすれば入れたくなるキャラの部分を押さえ込んで、話の流れに終始した点は好感をもちました。
この話を書き終えたことで、今後はキャラのエピソードにもっとフォーカスするのだろうと思います。
次巻...続きを読むPosted by ブクログ -
サランデルと少女アリスの凸凹関係と掛け合いが面白かった。またシリアスな場面もふんだんに含まれていて個人的に好ましい内容であった。
しかし未来と現在の場面が交ざって展開していくので今の内容はどちらが描かれているのか分からなったり、生々しい表現があってそこは合わなかった。
サラマンデルが所々で見せるぶ...続きを読むPosted by ブクログ -
アリスの笑顔が印象に残る巻だった。
ただ、バトル方面は異能がかなり特化してきて、西部劇の雰囲気や、細かい駆け引きの魅力が薄れてしまった印象もあり。Posted by ブクログ -
随分厚みがあると思ったらここで一段落だったのか。新登場のツバキなんかも面白そうだからもうちょっと見たかった気もするけど。何だかんだでアリスが好みのキャラで楽しく読ませてもらいました。タイムリープで“リローデッド”する西部劇って設定もレアだし。ひとまずお疲れ様でした、でいいのかな。Posted by ブクログ
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今回はロッキーメインの話。まぁ最後はアリスが持って行きましたが。ミスターが相変わらず渋めでかっこいい。アリスとのコンビネーション(トーク含めて)がいい感じ。ラノベの主人公でこれだけ落ち着いたかっこよさがにじみ出てる主人公っていないんじゃないかな。苦労性だけど(笑)Posted by ブクログ
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中断期間が長かったので記憶を辿るのが難しかったけど、まずまずだったのではと思います。時間遡行の内容である意味定番通りだけど、銃を主人公にしている所、とぼけた所とガチな所の使い分けも面白かったかな。Posted by ブクログ
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あとがきが一番面白いというのはどうだろうか。
ちょっと凝ったギミックを使った逆行もの。パラドクスがらみのところは色々とごまかしていたがあまり気にならない程度に薄まっていたのでこのへんはうまいところか。
次巻がある、ということで悩んでたりする。Posted by ブクログ -
電撃文庫大賞 大賞受賞作品でございます。
銃と少女が未来を変える為に旅するお話。
典型的…かは知らないけどジャンル的にはガンアクションもの。
全体的には楽しめたけど内容が王道な感じの上に
作者さんのセンス的な部分もあまり感じなかったので
大賞受賞作として期待して読むにはちょっと弱いかな?というのが...続きを読むPosted by ブクログ -
今年の電撃小説大賞は西部劇を背景にしたタイムリープもの。なかなか面白かったです。西部劇自体は見たことないけど、テンポもよかった。キャラもそれぞれで立ってるし。ミスターが渋くてカッコいい。苦労性だが。そして師匠のセリフはもう少し読みやすくてもよかった気もします(苦笑)結構しっかり幕引いた感があるけど続...続きを読むPosted by ブクログ
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電撃文庫の大賞受賞作というだけあり非常に手堅い印象を受けました。テーマがしっかりしており一冊で話をまとめるために考えられたキャラに考えられたら設定などはさすが大賞作品といったところだろう。しかしどこかパンチが足りないようにも感じました。個人的には話の完成度も大切だがこれだけはほかの受賞者にも負けない...続きを読むPosted by ブクログ
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最初の小アリスとミスター・マグナムのやりとりが、
エンディングにも繋がってくるあたりなど
場面に対する伏線が無駄なく配置されていて
きちんと練り込まれた手堅さを感じました。
ただページの関係(結構厚みがある)なのか
旅(移動)の過程などの日常的な部分が省略されているので
物語の展開が早く、読んでい...続きを読むPosted by ブクログ -
語り手であるミスターマグナムが過去の世界に戻り、不幸な結末を回避するというタイムスリップものの王道のような展開で目新しさはあまりなかったが、ミスターとアホ娘アリスのやり取りは終始面白かった。
場面転換が頻繁にあり、滅亡した世界と現在救おうとしている世界を直近の文章で比較しながら読むという構成になっ...続きを読むPosted by ブクログ