後藤文夫のレビュー一覧

  • 超高齢者医療の現場から 「終の住処」診療記

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    著者はとある総合社会福祉施設の中にある病院の病院長。
    患者さんとの事例をもとに、医療・介護保険制度や疾患・障害の解説をされている。とともに、医療現場の苦悶や期待を飾りなく吐露されている。また、制度に対する意見だけではなく、医療や介護サービスを受ける方達に対するメッセージも数多くある。
    一般の方にも現場で働いている方にも興味深い内容だと思う。

    抽象論ではなくて、実際に現場で遭遇する事態についても分かりやすく話しを進められている。

    僕自身、介護保険についての知識は曖昧な点が多いので、総論としてまとめてあって助かった。
    また、話は尊厳死や安楽死、リビング・ウィルについても言及されているので興味深

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    2012年01月05日
  • 高齢期を楽しむ脳と体づくり 「ストレス・フリー」が健康寿命を延ばし認知症を防ぐ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一日8000歩と20分の速歩で病気が減る=中之条研究。
    雨の日は室内でスクワットや片足立ちなど。
    インターバルジョギング。100mを走る。
    ザトペッグのインターバル走=400mの全力疾走とジョギングを100本。
    タバタ式。
    早朝空腹時運動で血圧が下がった。
    片足立ちになて、足を外転させるストレッチ。
    スクワットは、10~20回でいいので毎日。

    過剰な酸素は身体に悪い。
    人間はSODを増やして生き延びた=オリンピアンが長寿な理由。
    ベジタリアンやビーガンは骨折が多い。
    オリンピアンは、身体の衝突がある競技は寿命が短い。心血管疾患、がん、は少ないが、認知症は変わらない。

    国立がん研究センターが

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    2023年05月18日
  • 超高齢者医療の現場から 「終の住処」診療記

    Posted by ブクログ

    止まることのない高齢者の増加には、多くの問題が存在することを感じずにはいられなくなる一冊。介護者の果てることない苦労や、施設不足、尊厳死とリビングウィルの問題など、現場で活動している筆者だからこそのリアリティある事例と意見を読むと、日本の高齢化社会に対して手をこまぬいてはいれないという考えになる。家族内でも介護にまつわるトラブルは絶えないようだか、家族だからこそ真摯に向き合って、高齢者の尊厳ある最期を支えていかなければならないのではないだろうか。

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    2012年10月13日