松志ぐらのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“「文字に残すのは 記憶より便利だ 書いた者の手を 遠く離れ 誰かの 物になり…
時を超えて 忘れられることのない 記録となる…
文字にした途端に 存在する<生きる>ことができるんだ
そしてまた その逆も然り」
「わあ 鳩は字は 読めませんが… それってよく わからない けれど すてきですぅ
山吹様はこの山に 色んなことをしに いらしたのですね!」
「…うん」”
表紙に釣られて購入。
良かった。
雰囲気としては「蟲師」や「夏目友人帳」辺りと同じかも。
舞台が山で、自然と不思議なものたちと。
一冊終わりがすごく残念。
二話の内容がとても良かった。
見えない水と、“池”の具現化。
見開きのページ -
Posted by ブクログ
“「こんな妄想レポートしか書けねー奴ゼミに入れられるか
信長が二重人格って書いてある史料はどこだ!論拠は!?
論拠もないのに書くな!
てめぇ第六天魔王が何なのか知ってんのか!?
信長に魔王がついてる!?勝手に中二設定にすんな!
信長が光秀に自分を殺すように依頼した!?だから史料は!!
しかも信長と安土城がテーマなのに…
安土城の記述が少なすぎる!安土城については何も知らねぇのか!!
歴史はロマンじゃねえ 科学だ」”[P.17]
前作が好きだったので。
テンション高いなぁ。
城話。
おじいちゃん教授の性格良いなぁ。
“「?確かに先輩は厳しい方ですが
真剣な後輩には色々教えてくれますよ?
何よ -
Posted by ブクログ
閉ざされた山を舞台に、物の怪・土着の伝承あたりにさらりと触れていく現代伝奇物語。
日本刀を携える女学生の画が印象的だが、血生臭い異能活劇にあらず、常世現世…つまりあちら側とこちら側の世界の住人達が、その境目の上であるこの場所でやんわりと交錯する物語を描こうとしているように見受けられる。
画は、特に人物画についてはかなり未熟さが残り、そこは作者自身も後書きで認めている(掲載誌の作家傾向を知らないためあくまで一般印象)。
物語の運びも、少々作者のお遊びコマの頻度が高く、本来この傾向の作品にこそ求められる神秘性・叙情的な雰囲気を損なわれる事が多かった。
テーマは良い。
閉ざされた山奥を舞台に、そ