真尾悦子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
沖縄の地上戦を体験した女性の方々の声を聞くことができた。
今更ながら、自分の中にある沖縄戦についての認識不足を痛感させられた。
沖縄の地上戦の事は学校の歴史で習った程度しか知らなかった。知ろうともしてこなかった。
女性たちは当時の事を思い出し語ることで、また、辛い過去が蘇えってくる。
言葉では「辛い」「悲しい」で終わってしまうが、それ以上の「死」「恐怖」「生る」という言葉の奥底にあるものが読んでいて伝わってきた。
例えば、隠れていた壕で赤ん坊が泣くと『米兵に見つかる危険があるからと一緒にいた友軍から射殺された』
これが愛国心ということなのだろか?日本国を守るため。同じ日本人を殺さなければ -
Posted by ブクログ
「戦争を体験したことない者には、戦争の恐ろしさなんてわかりっこない」
本書に登場する何人もの方々のこの言葉が心に重くのしかかる。言葉で伝えること、伝えられた言葉を受け止め、想像することの限界を私たちはどれほど実感できているだろう。
いまだに戦争は終わらない。非道な虐殺も終わらない。なぜ、私たちは同じ過ちを繰り返してしまうのか。なぜ、暴力に走る前に対話が生まれないのか。
絶対に、もう二度と新たな戦争を生み出してはならない。この本を1人でも多くの方に読んでもらえるよう、まずは呼びかけるところから始める。こんなことしか自分にはできないけれど、こんなことが意味を持つと信じて、声をかけ続けるしかない。 -
Posted by ブクログ
6月23日は沖縄の慰霊の日。
80年以上前、激しい地上戦が行われた沖縄。
本書には、女性たちの壮絶な体験が綴られている。友軍からも命を狙われる恐怖、戦後も続いた危険な日常。「死人の腐臭や戦争の臭いは、33年経っても思い出す」という彼女たちの言葉はあまりにも重い。
なぜ彼女たちは苦しい沈黙を破り、重い口を開いたのか。単に悲惨な事実を伝えるためではないはずだ。きっと「地獄の体験を二度と子どもたちに味わわせてはいけない」という強い意志、そして「ぬちどぅたから(命こそ宝)」の精神を私たちに託したかったのでないだろうか。
だけど、改憲や武器輸出など、軍備へと向かう現代のニュースを聞くたび、彼女たち -