空の彼方

空の彼方

627円 (税込)

3pt

王都レーギスの中心部からはずれた路地に、隠れるようにある防具屋[シャイニーテラス]。陽の光が差し込まない暗い店内に佇むのは、女主人ソラ。彼女の店には、訪れる客と必ずある約束をかわすルールがある。それは、生きて帰り、旅の出来事を彼女に語るというもの。店から出ることのできないソラは、旅人の帰りを待つことで彼らと共に世界を旅し、戻らぬ幼なじみを捜していた。 ある日、自由を求め貴族の身分を捨てた青年アルが店を訪れる。彼との出会いが、止まっていたソラの時間を動かすことになり――。これは、不思議な防具屋を舞台にした心洗われるファンタジー。

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  • 空の彼方
    627円 (税込)
    王都レーギスの中心部からはずれた路地に、隠れるようにある防具屋[シャイニーテラス]。陽の光が差し込まない暗い店内に佇むのは、女主人ソラ。彼女の店には、訪れる客と必ずある約束をかわすルールがある。それは、生きて帰り、旅の出来事を彼女に語るというもの。店から出ることのできないソラは、旅人の帰りを待つことで彼らと共に世界を旅し、戻らぬ幼なじみを捜していた。 ある日、自由を求め貴族の身分を捨てた青年アルが店を訪れる。彼との出会いが、止まっていたソラの時間を動かすことになり――。これは、不思議な防具屋を舞台にした心洗われるファンタジー。
  • 空の彼方2
    649円 (税込)
    旅人たちの帰りを待つ、防具屋[シャイニーテラス]の女主人ソラ。自由を求め、身分を捨てた元貴族の傭兵アルフォンス。二人の距離は、ゆっくりとではあるが縮まりつつあった。 そんな冬のある日、アルフォンスのもとに“元貴族”という立場を利用しなければならない任務が舞い込む。迷う彼の背中を押したソラだったが、アルがその任務先で危機に陥ったことを知る。ソラは店を訪れる人々と協力し、アルを救おうとするのだが――!? これは、不思議な防具屋を舞台にした心洗われるファンタジー。第16回電撃小説大賞〈選考委員奨励賞〉受賞作第2弾。
  • 空の彼方3
    715円 (税込)
    王都レーギスに春がやってきた。トラマンテ通りも春の空気に活気づき、アルとソラは平穏な日々を送っていた――。だが、突然事件は起きる。防具屋シャイニーテラスに営業停止命令が出されたのだ。それは、有力貴族であるアルの父が、身分を捨て傭兵になった息子を連れ戻すために出した警告だった。 ソラは店のために自由を捨てる必要はないと告げるが、アルはシャイニーテラスを守るため、父とひとつの“賭け”をする。そして、長い旅に出ることになるのだが――。不思議な防具屋を舞台にした心洗われるファンタジー、感動の完結編!

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空の彼方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年11月27日

    ファンタジーなんだけど、戦う方じゃなくて、待つ方の視点。他の物語じゃ一瞬の描写かもしれない、書かれないかもしれないけど、だからこそ、本物のファンタジーなんだなぁ、って思います。
     防具屋の主ソラの視点と、そのお店で人々が思い出しながら語る冒険は、瞬間のスリルこそ少ないけど、より考えや気持ちがこもって...続きを読む

    1
    購入済み

    心が温まります。

    2023年11月21日

    とても温かい気持ちになりました。
    命がけの冒険譚も、無事帰還した人の口から語られるものなので安心感があります。でも、結構ハラハラします。
    最後にシリーズのタイトル、そして防具屋シャイニーテラスの名前の意味も分かります。
    これは本当におすすめです。読んでいただければ分かると思うので、ぜひ読んで欲しいで...続きを読む

    #癒やされる #泣ける #感動する

    0

    Posted by ブクログ 2014年08月12日

    私としては、これ、すごい王道なファンタジーに感じました!
    なんか、ファンタジーといったらコレ!みたいな小説です!RPGっぽいです!!

    どこかブレイブストーリーを彷彿とさせます!!

    0

    Posted by ブクログ 2011年03月14日

    アルフォンスやソラたち、登場人物一人一人の心情の描写が細かく丁寧に描かれているので、自然と心の中に何かあたたかなものが残り、沁み入ってくる、そんな優しい物語だと感じます。
    とても大好きな作品の一つです!

    0

    Posted by ブクログ 2010年12月19日

    主人公は一歩も店の外に出なくて、主に客である登場人物たちの回想を聞かせるという体で物語は進んでいく。設定がまず新しかった。

    それでいて読みやすくて心温まるふんわりとしたファンタジーになっていた。これはすごくいい作品。

    この物語で重要な言葉が「いってらっしゃい」・「おかえりなさい」。帰ってくる場所...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年03月29日

    陽の光に満ち溢れているような、綺麗で優しい物語。読後感がとても良いです。最初は短編集の集まりのような印象を受けましたが、だんだんそれぞれの目線から語られる話が繋がってくるところが面白い。自由を手に入れる、とはどういうことなのか。自由とは何なのかを考えさせられる作品でもあります。
    でも結局のところ「い...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年10月23日

    「いってらっしゃい」という言葉は、「おかえりなさい」と
    セットで初めて完結する。小さな防具屋「シャイニーテラス」の主人ソラと、そのお客様達による少し淋しくて暖かいお話。

    0

    Posted by ブクログ 2014年09月23日

    綾崎隼さんの吐息雪色の中で読まれている、と綾崎さんが話されていたのが気になり購入。
    (綾崎さんもオススメされてました)

    RPGで遊んだ経験があるせいもあり、
    なんだか読みやすく、
    戦闘シーン等もなく、ただただ待つことしかできない視点は面白かったと思います!

    0

    Posted by ブクログ 2013年08月31日

    小さな路地にある、誰かに紹介でもされない限り分からない防具屋。
    そこの客となるには、主人との約束を了承せねばならない、という決まり。

    プロローグは、過去と、初めてのお客さんと店主と
    店のルールについて。
    そこからは連続短編集のように、3人の人物が
    店にやってきて話していく。

    少年と軍人の繋がりは...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年09月28日

    全体を通して透明感があり、好きな雰囲気でした。でもソラの容貌の表現が毎回あって少ししつこかったかも。
    想像通りのラストでしたがまとまりはきれいでした。上手くまとまりすぎて続編はいらないんじゃないかな。

    0

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