「非モテ」からはじめる男性学

「非モテ」からはじめる男性学

924円 (税込)

4pt

ぼくらは本当にモテないから苦しいのか? 「〈キモい〉〈弱い〉〈ダサい〉 暴力的に片づけられがちな問題を豊かな言葉で掘り返す男性研究の書」――桃山商事・清田隆之氏、推薦! 恋人がいない、女性から好意を向けられない等の苦悩は、「非モテ」という言葉によって90年代後半からネットを賑わせてきた。現在も「非モテ」問題は多くの男性の心を捉えて離さない。しかし、本当に「非モテ」男性はモテないから苦しいのだろうか? 男性性が内包する問題について研究し、当事者の語り合いグループを立ち上げた著者が、男性が「非モテ」という苦悩を抱くまでの過程や内実を掘り下げ、問題の背景や構造を解き明かす。そして「非モテ」の苦悩から抜け出すための実践まで男性学の視点から提示していく。

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「非モテ」からはじめる男性学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月20日

    男性社会の闘争に、私も知らず知らずの内に巻き込まれている事が、メタ的に理解できた。そして、その闘争から抜け出す事も時に必要だと感じた。

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    Posted by ブクログ 2023年09月20日

    婚活などをやるようになって、頻繁に聞くようになった言葉です。
    やはり意識が変わると入ってくる言葉なども変わりますね。
    内容は男性が非モテになる要因を語っています。
    この本は決して誰かのせいしてないような書き方でまとめてるのがよかった。
    さらに男性が非モテになってしまう悪循環も描かれていて、非常に興味...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年08月08日

    私は決して非モテではなく、モテてきたし
    いわゆる中心的人物だった。
    のであるが、ドーナツのように虚像に向けて
    男が競争、比較する社会構造や
    非モテを作り出す社会構造についても学べた。
    共感する部分として、
    先回りの恩、とかわかるな
    そこから自己否定や女神化はわからなかったが。
    わからなかったというか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月26日

    SNSで見かけたことをきっかけに。最近、男性の生きづらさを感じる機会が多かったこともあり、興味深く読みました。

    非モテ研での語りをもとにして、男性が「非モテ」に至るプロセスが説明されています。矛盾なく納得できました。

    私は女性ですが、これまで男性が虚勢を張っている姿をみて(強く見せたり、大げさに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月15日

    二村ヒトシも述べている様に、異性を求める(執着する)その根底にあるものは、異性からの承認に基づく自己受容の欲求である。本書では女神化として記載されていたが、そこに至るまでの過程を研究し、深く掘り下げたという点で非常に興味深く面白く読めた。

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    Posted by ブクログ 2023年09月21日

    女性から相手にされず、残念な感じの男性。
    酷い場合には孤独を拗らせ暴走することもある。
    それが非モテ。
    基本的に社会的には蔑まれる存在になってしまっているのだが、そんな彼らは何を感じ、何を考え、何がそのような状況に追い込んだのか?

    という事を社会的構造の中から明らかにしようという試み。

    全てのモ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月31日

    非モテであることから生まれる苦しみや孤独だけではなく、社会的に押し付けられるジェンダーロールや、その結果生まれる有害な男らしさなど、再考するのにとても役立った。

    読んでいて思ったのは、結局モテるという淡い幻想を抱きながら、モテない現実のズレでウンウン悩んでることに原因がありそう。
    その苦しみは社会...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月02日

    こういう内容がもっと語れる社会になるといいなあとつくづく思った。
    多くの要素や背景を含み、様々な問題と複雑に結びついた「非モテ」という括りに「非モテ」以外の呼び方が無い現状に苦しさを感じる。
    けれど、この問題を考えるには、この問題に関わる当事者から問題提起する研究が絶対に必要だった。そして、筆者と研...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月19日

    いわゆる「非モテ」と言われる人たちのお話。

    凄く分かるなぁ〜と唸ってしまうような話もあって、それを研究として行うのはなかなかに面白い。

    かく言う私自身も「非モテ」であって、この研究会に参加したいくらいだ。

    いわゆる、女性学的なものは多いけれど、こうした男性学的なものは少ない。

    これを、学問と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月16日

    大量無差別殺人の犯人たちが自分自身を世の中から捨てられた存在だと認識していることに、社会構造の歪みを感じる人や危機感を持つ人は多いだろう。私もその一人。安倍元総理を殺害した山上容疑者が自分のことを「インセル」だと認識していたという話を聞いて、「インセル」=「非モテ」という概念を知りたくて読んでみた。...続きを読む

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