太陽の子 GIFT OF FIRE

太陽の子 GIFT OF FIRE

682円 (税込)

3pt

4.2

1945年の夏。軍の密命を受けた京都帝国大学・物理学研究室で、原子核爆弾の研究が進んでいた。若き研究者・石村修が実験に没頭する日々のなか、建物疎開で家を失った幼馴染の朝倉世津が修の家に居候することに。時を同じくして、修の弟・裕之が戦地から一時帰郷し、久しぶりの再会を喜ぶ3人。ひとときの幸せな時間のなかで、戦地で裕之が負った深い心の傷を垣間見る修と世津だが、一方で物理学に魅了されていた修も、その裏にある破壊の恐ろしさに葛藤を抱えていた。そんな二人を力強く包み込む世津はただ一人、戦争が終わった後の世界を見据えていた。死への恐怖や未来への希望、それぞれの想いを受け止め、自分たちの未来のためと開発を急ぐ修と研究チームだが、ついに運命の8月6日が訪れてしまう。戦争に翻弄されながら、未来へ向かう若者たちの青春グラフィティ。柳楽優弥×有村架純×三浦春馬×監督:黒崎博 映画ノベライズ!

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太陽の子 GIFT OF FIRE のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年04月11日

    学問が戦争のためにつかわれること、
    命が戦争のためにつかわれることのつらさを
    すごく感じる作品だった。

    どうしても浮かんでくるのは三浦春馬さん。
    おしい俳優さんを亡くしたな。
    とてもつらくなる。

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月26日

    ドラマ版を見て、いまひとつはっきり読み取れなかった主人公の心の動きが丁寧に描かれていて、とても良いと思いました。時代は戦時下ですが、本作のテーマは戦争そのものではなく、そこに生きる若者たちのふだんの暮らしや青春ならではの苦悩といったもの。だからこそ戦争という恐ろしい時代背景がより鮮明に、読む者の心に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年07月25日

    どんな立場であっても、どんな時代であっても、今自分ができることを精一杯やること。戦争の苦悩、それを乗り越えた先の明るい未来を見ることができた。この作品の登場人物のおかげで今の私たちの暮らしがあると思うと感謝したくなる。今年も原爆投下の日にきちんと手を合わせたい。

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月15日

    今日は終戦記念日。(言葉にするたびに「記念か?」とも思うけども)あんなおぞましい、愚かな争いは繰り返してはいけないし、世界でいまだに消えない紛争の存在のことも、考えていかないといけないと思う。…なんにもできないけと(涙)
    太陽の子、先に映画を観た。時期も時期だし、亡くなった三浦春馬くんの生きてる姿を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月06日

    絶望的な状況のなかで実験を続けていく姿が痛々しい。生きることの意味をこの時代の若者が教えてくれる。だけに、三浦春馬のことを思い出すと悼む。

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月15日

    映画観たいと思ってたけど、キャストの事情でちゃんと観れる自信がなくて、本に手を出してみた。
    映画を本にしたものなので、情景が思い浮かびやすかった。


    なぜ戦争をやってはいけないのか
    なぜ戦争をしてしまったのか
    なぜ戦争をとめられなかったのか
    色んな事情があるのかもしれないけど(それはなかなか理解で...続きを読む

    0

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