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春休みに親友がひっこしてしまって元気をなくしている真先に、人の形をした黒いかげがまとわりつき、話しかけるようになった……。そんな中でむかえた4年生の新学期、双子の鬼灯京志朗と京十郎が転校してきて、真先は京十郎と同じクラスになる。ぶあいそうで感じの悪い京十郎の印象は最悪だが、京十郎は真先に、自分はオバケが見える一族だと言い……!?
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Posted by ブクログ
"こいつなら、本当に見えちゃうのかもしれないという気がした。カゲビトも見たわけだし……。
「まじで?」
ぼくがききかえすと、京十郎はまたちょっと以外そうな顔をした。
「あれ?『そんなのうそだ』とか、『ふざけんなよ』って、いわないのか?」
「え?」
もう一度、ぼくは息をのむ。
「うそなのか?」
「いいや、うそじゃないけど……」
京十郎が、じろじろぼくを見る。
「ふつう、おれがそういうと、みんな本気にしないんだけどな」
京十郎は、ぶつぶついっていたけど、ぼくは、それどころじゃなかった。"[p.104]
小学四年生の橋本真先の学校に転校してきた双子の少年鬼灯京十郎と、鬼灯京四郎。転校初日からクラスに馴染もうとしない無愛想な京十郎の家にプリントを届けにやってきた真先は、鬼灯家は代々つきものやオバケやユーレイが見える体質だと知る。あっさりとそのことを信じた真先に、京十郎は誰にも言わないと約束するなら最近真先に取り憑いているカゲビトを払ってやろうかともちかける……という感じ。
ホオズキ医院というシリーズの先生が、この鬼灯京十郎の将来らしい。顔つきの違いに児童書イラストの時代を感じる。
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