スカイツリーの花嫁花婿

青柳碧人

スカイツリーが見下ろす町で、恋する男と女が右往左往。誰かの小さな意地悪が、誰かの大きな救いになる……かもしれない。「犯人当て」ならぬ、前代未聞の「花嫁花婿当て」！ 幸せな結婚をするのは誰なのか!? 『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の青柳碧人とはひと味違うミステリエンタメ！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 光文社
• 電子版発売日: 2021年05月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

　複数の男女の視点から個別に語られるストーリーが絡み合い、時にはコミカルに、ハートフルに結びついていく。
　最終的に誰と誰が結婚するのかという最終命題に向け、展開が加速していくのが面白かった。

[ブクログ · ★★★★★]

スカイツリーに選ばれし花嫁花婿は誰？ - 青柳碧人「スカイツリーの花嫁花婿」★★★★★

すごくよかった。8人位の群像劇で、4章までが各自の短編なんだけどどこかで誰かがつながっている感じで進みます。最後のタネ明かしはニヤニヤが止まりません。「やられた！でも嬉しい！」そんな気持ちにさせてくれます。
すごく良いので映画化を望みたいのですが、まぁ不可能だろうな。不可能な部分を可能にしちゃうと単なるラブコメになっちゃうからな。これぞ小説の力だ！
スカイツリーっぽく、粋だし雅だった。
#引用
・人は時としてすれ違い、距離を置き、また共に歩きはじめる。

[ブクログ · ★★★★☆]

スカイツリーが見下ろす街で繰り広げられる、ユーモラスで心温まる人間ドラマ。謎あり、恋ありのドラマが絡み合い、冒頭に描かれたハッピーエンドにたどり着くのはいったい誰なのか。犯人当てではなく「花嫁花婿当て」なのですが。花婿はともかくとして花嫁を当てるのはなかなかに至難の業かもしれません。
まったく違う場所での違う物語に見えて、それぞれに繋がっている構成が見事。さまざまな伏線回収に感激させられます。そうかそういうことだったのか！　そして恋愛以外の人間ドラマが解きほぐされるのも素敵。
しかし、この「ハッピーエンド」にたどり着くのはただ一組のカップルなのだけれど、それ以外の人たちもだいたい幸せになれるので安心できました。最後の「ダイアローグ」を読むまで、気が抜けません。でないと「あの人あまりに可哀想じゃない？」って思ってたので。いやー本当に良かった良かった。

[ブクログ · ★★★★☆]

群像もの。壁にはさまったり、運命的な出会いや再会があったり。ダチョウのカバンの少女は何者だったんだろう？本当に偶然の出会いなの？

[ブクログ · ★★★★☆]

ただの恋愛群像劇、じゃなかった。
久しぶりにわかりやすい恋愛ものが読みたくなって購入。よくある恋愛群像劇かと思いきや、読み進めるうちにそれぞれのキャラクターが抱える真相がどんどん出てきて、頭を使いながら読むのが楽しかった。特に後半から伏線回収されていくところは読んでいて爽快。
すごく実写化しやすそうな話だったので、映像としても見てみたい。

[ブクログ · ★★★★☆]

いろんな人がいろんなところで繋がっている。
どこでどんなつながりがあるんだろうと、ワクワクしながら、登場人物が誰かを思い出しながら、やめました。
最後に、翔一が幸せになることを願うばかりです

[ブクログ · ★★★★☆]

読んでいてほのぼのするストーリーだった。バラバラだった登場人物が実は何処かで繋がっていたとは…意表を突く展開と予言者の如く現れるダチョウの女の子の存在が読む手を止めなかった。

[ブクログ · ★★★★☆]

たくさんの登場人物が出てくるのに、全部の物語が緩やかにつながってて、読んでて何度も「あ！」って声出して驚いた。

内容は結婚できないオトコ・オンナの話なんだけど、話のテンポの良さと展開の面白さ、キャラクターもたってて(カシンさんとか)、短い時間にサクサク読めた。

[ブクログ · ★★★☆☆]

登場人物が多くてわちゃわちゃしてるけど、最後にうまくまとまる感じ。
花嫁花婿は誰か？
斬新なテーマだなあ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

犯人ではなく「花嫁」と「花婿」を当てる、というのが斬新なミステリー。
設定的にラブコメかと思いきや、意外とシリアスな場面が多かった。
第一幕から第六幕の間に登場する男女8人がどう繋がるのか。
そして誰がハッピーエンドを迎えるのか。
その答えは、ぜひ読んで確かめて欲しい。