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がん患者はがんでは死なない。実は医者もよくわからない老衰死。高齢者の肺炎はなぜ怖いのか。コロナ禍で「死因不明社会」が加速する--。累計ページビュー1000万を超す人気コラムを加筆、新書化。
○超高齢社会で人の死は日常のものになってきているが、病院死が大半となり、人の死を直接見る機会は減っている。人はどのように死んでいくのか、普通の人はよくわからず、必要以上に死を怖がる人もいるだろう。
〇一方、コロナの蔓延で、死因特定のための病理解剖、司法解剖が激減する傾向にある。一部で指摘されていた「死因不明社会」が加速しはじめているのである。
○本書は、病理専門医として100体以上を解剖した経験をふまえ、人が亡くなるまでのプロセスを解説するもの。世間の関心を集めた著名人の事例を随所に盛り込む。
○著者は2020年にフリーランス病理医として独立、医療ウオッチャーとしても情報発信を行っている。
Posted by ブクログ 2023年06月06日
有名人の公表された死因を元に考察
著者が関わったわけではない。
がん、血管と心臓、肺、感染症、肝腎によるもの
死因の話だけでなく、病理医、臨床検査技師についても。
老衰であるがゆえの自然死は実は少ない
100歳以上の長寿者の病理解剖で、解剖した42例全てに死因として妥当な病気(敗血症、肺炎、窒息、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月04日
病気で亡くなった人の訃報には、癌や肺炎などの病名が死因として載っているが、実際の直接的な死因とはどのようなものが考えられるのかという病理学的な考察の書。これを解明するのが、あまり馴染みがなく、人数も少ない病理医の仕事らしい。そのため、初めに病理医についての説明に一章が割かれていて、その後に、様々な症...続きを読む
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