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Posted by ブクログ
非常に真面目に丁寧に書かれた本、というのが第一印象。
本は、著者によって書き上げられた段階で完成していて原稿に従って版を組み、刷り上がったゲラに誤字脱字がないかチェックをするのが校正の仕事と思っていたが、本書では、そんな簡単に本が出来上がるものでないことがよくわかる。
編集者が原稿の構成をサポートし、デザイナー・装丁者が書籍としての体裁を整えるように、校正者も原稿の言葉を支援し本に組み上げる作業に参加する。
映画が監督の作品であるが大勢のスタッフのクリエーティブが絡み合ったものであるように、本も大勢の人の営みが絡み合ってできあがる。本書の作者は、著者の書いた文章は生まれたばかりの赤ちゃん、と言う。
前半は校正という仕事の実際と校正という職業に対する著者の思いが綴られ、後半は著者の言葉、文章に対する思い入れが描かれる。
メインターゲットは校正の仕事につきたい人、校正の仕事を勉強しているないしは仕事を始めたばかりの人だと思うが、本好き、日本語フリーク、校正ってどんな仕事と思っている人も面白く読める本である。ちなみに私は後者に分類される。
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