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東海道新幹線開業以来二〇年ぶりとなるモデルチェンジ車100系は、国鉄最後の名車として知られ、2012年の引退後も根強い人気を誇っている。しかし100系の輝かしい来歴には、その実現に向けて奔走し、立ちはだかった幾多の難関をブレークスルーした鉄道マンの苦労が隠されていた。当時の関係者への綿密な取材をベースに、民営化前後の激動の時代に設計開発・計画・運転・保守に打ち込んだ鉄道マンたちの熱い思いと鉄道魂を記録し、記憶に残る新幹線車両100系の足跡を後世に伝える。
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Posted by ブクログ
新幹線100系は中学の頃に運行開始したこともあり、とても思い入れのある列車です。そういえば会社を早退して食堂車の最終日に乗りに行ったり、東海道線での運行終了前にグリーン車に乗ってみたりなんてこともしています。そんな記憶に残る100系新幹線を関係者の記憶が残るうちに記録に残すためにヒアリングしてまとめ...続きを読むたものが本書です。開発から40年以上たつので、ヒアリングできるのも今が最後でしょう。良いタイミングで本にしたものです。そういえばグランドひかりの食堂車は使わないうちに終わってしまったなぁ。
あの0系とのぞみ700系をつないだ新幹線100系。マイナーチェンジのような車両が実は革新の集積。日頃気づかない車両の設計の深イイ世界。 新幹線といえば0系のイメージ。本所の主役100系のデビューまで20年以上。100系はその後ののぞみ車両の前では影が薄い。 そんなふうに思っていたが。外観はもちろ...続きを読むんのこと、座席、扉の幅、照明などとにかく多くの人々の知識と技術の結晶が鉄道車両であることが、本書で良く分かる。 さりげない無駄のない作りは、利用者に気づかれにくい。そんな細部に込められた技術者の魂が本書から伝わってくる。
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新幹線100系物語
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福原俊一
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