イワンのばか

イワンのばか

ロシアの文豪トルストイの民話のなかから,「イワンのばか」「人は何で生きるか」「人には多くの土地がいるか」など,子どもの読み物にふさわしい物語を選びました.農民の悲哀をみごとに描きながら,人生の愛と真実について深く語りかけます.

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イワンのばか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    子供の時から繰り返し読んでいるトルストイの民話集。説教くさいところがあるし、プロットは単純で面白いとは言えない。それでも、何度読んでもこれらの物語には感動する。素朴な美しさに惹きつけられるからだと思う。畑で一生懸命に働くイワンとか、コツコツと靴を作り続ける職人のマルティンとか権力とは無縁で、地道に生

    0
    2017年04月19日

    Posted by ブクログ

    損得や世間体や面倒くささなど、色々なことを計算しながら行動するのが、私たちには当たり前だ。
    イワンや、国の人たちは、こういうことを全く考えない。それを「ばか」と表現されている。
    「お妃さまも、ばかになりました。・・・国には、ばかだけが残りました。」
    人が困っていたら、何も考えずに助けてあげる人たち。

    0
    2013年05月20日

    Posted by ブクログ

    表題作の「イワンのばか」は子供時代に絵本で読んだきりの作品だったし、「人は何で生きるか」「人には多くの土地がいるか」の2作は、読んだ記憶こそあれどもいつ頃どんな本で読んだのかに関してはまったく覚えがなかったんだけど、子供時代に読んだ時よりも今の方が共感できるような気がしました。  少なくとも現代日本

    0
    2012年02月02日

    Posted by ブクログ

    作者がトルストイだってことに驚いた。
    このイワンさん、ばかばか言われてるけど、自分のやりたい事は全て実行できてることは確か。ばかって単体だと大変そうだけど国になるほど集まったら楽しそうだな~
    素直に感心したのがイワンの奥さん。あっさりばかになりましたって書いてあるけどお姫様からばかになるのってものす

    0
    2012年01月04日

    Posted by ブクログ

    イワンは馬鹿というより愚直ですれてない。

    イワンみたいな人間は資本主義において、
    弱者という位置づけになるんでしょう。

    イワンの世界は共産主義的ユートピア。


    欲にまみれた人間は、そんなユートピアを構築することは夢のまた夢なんですね。

    0
    2010年01月05日

    Posted by ブクログ

    二冊目の自分を作ってくれた本です。

    しらないうちに自分の中に取り込んでいました。

    はやり人間手を動かさないとだめだなぁ、と
    心底自分の腹に収めた。そんな本です。

    どうしても、金融で金儲けってダメなんですよね。

    自分のものづくりの原点になっている本です。


    地道に手を使って、いっぽいっぽ、手

    0
    2009年12月25日

    Posted by ブクログ

    国民性の溢れるキーワードにロシアっぽさが滲み出てた。ペチカとかウォッカとかはこれで知ったような。
    文体は優しいけど、なかなか容赦の無いストーリー展開のものもあって印象的。
    悪魔が畑から掘り起こされたり、裸で倒れてた人間が実は天使だったり、子供心にインパクトがあって何度も読み返した記憶。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ロシアの あの支配者に読んでもらいたい。
    馬鹿は きっと最強なのかもしれない。
    アファナーシイは良いことをしたと思う。
    キリスト教の布教書って感じ。

    0
    2023年10月16日

    Posted by ブクログ

    「トルストイの民話」を読んだのは大学生のとき。
    「人はなんで生きるか」は素晴らしいよと聞いて読んだけど、正直そこまでいいのかわからなかった。
    なんか、説教くさい感じがしたというか、小言を言われている気分になったっていうか。。。
    結局オチは神様かよ!とかいうツッコミをしてたのも覚えています。

    0
    2014年04月26日

    Posted by ブクログ

    神とか聖書って言葉が出るとなんとなく拒否反応が出るけど、この話はすんなり入ってきた。とても尊敬できる考え方ではあると思う。自分がそうなりたいかは悩むけど。

    0
    2013年07月29日

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