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Posted by ブクログ
若い世代にはあんまり知られていないかもしれないが、40代以上には懐かしい著者だ。
サブタイトルに「食と酒エッセイ傑作選」と銘うたれているとおり、食と酒にまつわるあれこれが登場。
あらためて読み直すと、学生時代に読んだときとは違うところに目が行った。
例えば、「結婚するまでは仔猫だけれど、結婚したらメス虎になります」というベトナム女性。実際、嫁から電話がかかってきて、目が泳ぎはじめたベトナム人男性と、飲み会で一緒になったことがある。
かつての豊田真由子氏(最近は丸くなられたようで…)みたいな嫁に「何してんの!早く帰ってきなさい!このボケ!ハゲ!」とでもいわれていたのだろう。
著者の開高健氏がサントリー宣伝部の元社員というのは、よく知られたところだが、佐治敬三氏と欧州を回ったときのくだりは貴重な記録でもある。
佐治氏は酒を飲みまくってはトイレに行って用をたすことから、「ガラス管」に例えられる 笑。
「ガラス管氏は、英語、ドイツ語、フランス語をしゃべり、鞄にはスウェーデン語=英語辞典までしのばせ(ついに一度も開かなかったけれど……)、研究所へいき、大学へいき、技術を討論するかと思えば商談で値切り、商談で値切るかと思えば技術を討論し、おそるべき活動ぶりであった」とか。
サントリー創業者の鳥井信治郎氏の熱いキャラは朝ドラとかで現代の人にもよく知られるようになったが、二代目の佐治敬三氏も負けず劣らず強烈だったようだ。
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小説・文芸
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