百万分の一の奇跡

レベッカ・ウインターズ / 知原えす

孤児院育ちのアシュレイにとって、最愛の男性コードと出会い、結婚できたことはまるで夢のようだった。この幸せはずっとつづくと信じていた。義母のシーラによって絶望を味わわされるまでは――。８か月前の夜。義母は、コードの部屋にいたのだ！ 最愛の夫コードのベッドでコードのガウンを着て…。勝ち誇ったような彼女の微笑みに耐え切れず、彼女は家を飛び出した。その後、妊娠がわかってもアシュレイはコードのもとに戻る気はなかったはずが、彼の病を知り――!?

• カテゴリ: 少女・女性マンガ
• ジャンル: 女性マンガ
• 出版社: SBCr
• 掲載誌・レーベル: ハーレクインコミックス
• 電子版発売日: 2021年02月20日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 67MB

[匿名 · ★☆☆☆☆]

ものすごく、つまらなかった。

知原えす先生のイラストは好きですけど内容が…。原作の問題なんですかね？。

冒頭から、ん？って感じました。
結婚していたけれどなかなか妊娠出来ないので夫婦で検査をすると夫のコードに問題有りと。
その後に寝室でのコードの継母のシーラが夫婦のベッドで裸にいた事件でアシュリーが確かめもせず飛び出してそのまま別居。
確かにコードも抜けてるし、シーラもずっとコードとの浮気を匂わせていたからアシュリーの疑う気持ちも分かるけど、でも全てが安易すぎ。

しかも別居中、アシュリーにコードの友人からの電話で｢コードの具合がかなり危ない｣と連絡がありアシュリーは仕方なく病院へと向かいそこでコードと担当医と会って話を聞くが、読者としても｢かなりの重病？｣って思ったけど、実は｢喫煙｣の事だったけれど、個人的な意見だけれど喫煙ってそこまで重病？って疑問なんだけど。
確かに喫煙は百害だからそこから重病へと移行の要因とされているけれど、このコードの場合はまだ病にもなっていなくてコードは昔喫煙経験者だったけど止めていたが今回のアシュリーの別居がストレスで再喫煙したとの事で禁煙プログラムのカウンセリングを受けているので、心理カウンセリングも兼ねてストレスの原因を探る為にアシュリーを呼んだとなっていたけれど、なんかストーリーが無理矢理なこじつけみたいで嫌でした。

そしてシーラから｢実は私もコードの子供を妊娠しているのよ！｣と言われてもコードはアシュリーにその場でキッパリと否定しなかったし。その前にコードからアシュリーにはシーラについての否定的な気持ちを伝えているからなんだろうけれど、それにしてもコードの態度は昔からあやふやな感じでキャラクター的にもハーレクインのヒーローらしからぬ格好悪さで作品全体に楽しめなかったです。
ハッピーエンドになっても他のハーレクインのようなウットリ感など全くなくて読み返しもしたくないようなペラペラな作品でした。