ヤマケイ新書 ドキュメント 山小屋とコロナ禍

ヤマケイ新書 ドキュメント 山小屋とコロナ禍

1,100円 (税込)

5pt

3.0

コロナ禍により、営業継続の危機に瀕している日本の山小屋。
山小屋主人の肉声を多数取材し、山小屋存続のヒントを探る。

2020年、「コロナ禍」により、大半の山小屋が、定員を大幅に減らしての「営業継続」か、もしくは「休業」のいずれかの選択を余儀なくされた。
営業継続を選択した山小屋のほとんどが、売上は激減しながら、感染対策に多大な労力を強いられた。
その結果、民間経営の山小屋の多くが、営業継続の危機に陥っている。

山小屋は、ただ登山者を泊めるだけの存在ではない。
登山道整備、トイレやキャンプ指定地の管理、悪天候やケガ・病気などの際の避難場所、そして遭難救助の拠点にもなるなど、さまざまな公的な役割も担っている。
山小屋が営業をやめてしまえば、荒れた登山道を歩かざるをえなくなり、山小屋やテントを利用しての縦走ができなくなり、遭難者は増え……、と、登山愛好者にとってよいことは何ひとつない。

本書は、山小屋が2020年のシーズンをどのように過ごしたのか、多くの山小屋を取材し、実情をレポートする。
そして今後、山小屋はどうしたら存続できるのか?
私たち登山者は、山小屋存続のためにどんな協力ができるのか?そのヒントを探る。

[登場する小屋]
黒百合ヒュッテ(八ヶ岳)、高見石小屋(八ヶ岳)、池の平小屋(北アルプス)、北岳肩の小屋(南アルプス)、甲斐駒ヶ岳七丈小屋(南アルプス)、薬師沢小屋(北アルプス)、マナスル山荘本館(入笠山)、両俣小屋(南アルプス)、真砂沢ロッジ(北アルプス)、ほか。

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ヤマケイ新書 ドキュメント 山小屋とコロナ禍 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年07月24日

    山小屋は基本的に、大部屋で登山客がギュウギュウになって寝るような場所だった。コロナ前は、1枚の布団で2人で寝たり、夜中は他人の足に蹴られたり、そこらじゅうのイビキで目が覚めたりした。食堂や談話室では、初対面の他人と山の話で盛り上がったりしたものだ。
    当然ながら、「密」な状態であり、新型コロナの感染リ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月07日

    山と何らかのかかわりがある人なら、気になる問題じゃなかろうか。
    刊行されたのが2021年の初めで、結局去年はどうだったのだろう。波のたびに判断をしなければならないのは辛いだろうなぁ…。

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