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Posted by ブクログ
作者の生い立ちや時代背景はよく知らずに、有名だから読んでおこうと軽い気持ちで手に取った。
かなしい、さびしいと感傷的な歌が多い中で、私の好みである風景描写メインのほんのり心を乗せたような歌もいくつかあったので書き出しておく。
p18
やわらかに積れる雪に
熱てる頬を埋むるごとき
恋してみたし
p71
汽車の窓
はるかに北にふるさとの山見え来れば
襟を正すも
p115
吸うごとに
鼻がぴたりと凍りつく
寒き空気を吸いたくなりぬ
p126
朝の湯の
湯槽のふちにうなじ載せ
ゆるく息する物思いかな
p130
よごれたる煉瓦の壁に
降りて融け降りては融くる
春の雪かな
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