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少年時代から落語界入門、大阪での活躍、「ひょうきん族」スタートまで、若き日の明石家さんまの“歴史”を、本人の発言や膨大な資料をもとに克明に記録。師匠のもとで芸を磨き、芸人仲間と切磋琢磨しながら順調にスターの階段をのぼる一方で、芸を捨てる覚悟をした大恋愛、ブレイク前夜の挫折など、苦くも充実した“青春時代”の姿を浮かび上がらせる。人生を「明石家さんま研究」に捧げた男による、渾身のデビュー作!
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Posted by ブクログ 2020年12月27日
めちゃくちゃ、面白い!読んでいく中、脳内で「明石家さんま」のしゃべりが再生されて、いちいち笑ってしまう。 よくぞここまで、調べてくれたものだと思う。非常に濃密な筆致で、明石家さんまの歴史が描かれていく。もはや、一人の芸人を対象とした、オーラルヒストリー、聞き語りの研究書の域に達していると思われる。 ...続きを読むそして、明石家さんまの人間形成・芸人としての力をつけていく上で、笑福亭松之助師匠と桂三枝(現、文枝)が大きな影響を与えていたこともよくわかる。 また登場する様々な芸人が、芸を行う上で、人間観や人間性を重要視している言葉が、端々に見られ、「芸道」というものを改めて考えさせられた。 ・笑福亭松之助師匠が、禅の本をよく読んでいたこと、落語の前に人間ということで人間性を磨けという考えをしていたこと、 ・桂三枝の「芸の上で体力が必要。芸の体力というのは、引き出しの多さ、人生経験の貯金なんですね」という言葉、 ・明石家さんまの「継続は力なり」、「いまを生きる」といった言葉、 ・立川談志の「若手に言いたいことは、己の物の見方・人生観をぶつけてみたらどうか」、「落語家は業を肯定していく家業、人生なんてカッコ悪いものだということを語る家業」という言葉。 特に、談志の「落語家は業を肯定していく家業」という言葉で、自分が何故、漫画「じゃりン子チエ」を面白いのかということがわかった。あの漫画は、テツをはじめ登場人物たちがカッコ悪くドタバタと生きる喜劇の中で、生きるという業を肯定しているから、面白いのだ。 こういう、「芸道」の奥深さを端々に感じながら、「何故、明石家さんまがこれだけおもろく、愛されるのか」、「何故、おもろいものは、おもろいのか」がよくわかる一冊だった。 TVやラジオ、各種記事を読み込みここまで、まとめ上げた筆者の力に感嘆と称賛と感謝を贈りたい。続刊も出る様なので、非常に楽しみである。
知らなかった明石家さんま
ゆういち 2020年12月05日
1976年山口県生まれの私にとって、さんまさんを認識した最初は「オレたちひょうきん族」でした。それまでの知らなかった明石家さんまを知れ、とても興味深く読めた一冊です。
Posted by ブクログ 2020年12月19日
水道橋博士のメルマ旬報からの書籍化。本編はもっと細かなデータが満載だが、本書は良くまとめられていて杉本高文の誕生から、人生で1番うけたと本人が言う高校時代、落語家修行時代〜ひょうきん族までが描かれます。若くて夢と時間だけはあってもお金は無いという時期がさすがの明石家さんまにもあった。 なぜ笑福亭に...続きを読む弟子入りしたのに明石家なのか、なぜ落語をやっていないのか、なぜずっとピンなのか、なぜどんな時でも後輩に厳しくふるのか、などの理由が分かります。 どんなに不遇な時代も、お金が無くても、皆から可愛がられます。そして、ずーと面白いです。 杉本少年が芸人になって人を笑わせるためには、師匠に弟子入りしなくてはいけませんでしたし、それが当たり前の時代でした。現在の吉本興行は、NSCでお笑い芸人を育成し、吉本興業の劇場に出演させる形式が大半だと思います。明石家さんまさんを今テレビでみると、自分が松之助師匠や桂三枝や桂文珍など先輩から受けた恩や芸への厳しさを後輩たちへ惜しみなく与えているように思えます。 正に天下をとっていく後半も楽しみです。
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