▼“匠の技術”で振り返るビデオゲーム年代記 1971-1989!
▼本書「はじめに」より
本書は、1970年代と1980年代のアーケードビデオゲームを支える、さまざまな技術を紹介します。ゲームの内容にも触れますが、ゲームデザインに関する議論や、ゲームの攻略情報については踏み込みません。アーケードゲームのハードウェアとソフトウェアに関して、仕組みが面白い技術、ゲームの世界に進化をもたらした技術の中から、いくつかを選んで取り上げて解説しました。そして、その技術を使っているゲームを紹介しています。
人気やプレイヤー評価ではなく技術面から掲載作品を絞り込んだため、やや通好みのゲームも掲載することになり、意外なゲームのラインナップになっているかもしれません。どんな時代背景が各ゲームを生んだのかイメージしやすいように、発売年ごとにゲームを紹介し、さらにその年に起こったできごとも掲載しました。
博物館に鉄道車両や飛行機などを見に行くとき、背景知識がなくても楽しむことができますが、内部の構造や鍵となる技術について知っていれば、もっと楽しめます。本書を読んでからゲームを遊んだときに、「なるほど、この仕組みだから、こんな遊びが生まれるのか!」という発見をしていただけたら幸いです。(中略)
本書が、レトロゲーム、そして全てのゲームをより楽しむきっかけになることを願っています。
Posted by ブクログ 2021年01月10日
前半、とくにハードウェアで制御する技術についてがカルチャーショックでした。
僕は世代的に
「COBOL」「FORTRAN」
は、直接それを使うことは無いが
「Python」「GO」
については全然知らない。
という年齢です。
1970年代のコンピュータのことや、
初期の家庭用ゲーム機のことなど、...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月30日
古のアーケードゲームと、それを実現していた技術を過去から遡って解説してくれている一冊。
アーケードゲームはその時々に使い得る技術を尽くして開発されている感じがして興味深い。
著作権などの都合か、ゲーム画面そのものは一切なく全てイメージ図である。せめて博物館レベルのゲーム筐体なりプレイ画面くらいは載...続きを読む