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「番ったら番ったで、こんなに離れがたいんだな――」
夫α・ナオが事故死して失意のシングルマザーΩ・千広は、突然エリート政治家に「運命の番」認定された!
その強引さに戸惑い反発する千広だが、実は彼の心臓はナオから移植されたもので――
α二人の強い執着が、全てを諦めていた千広を変えていく!
新しい糸を結んだ直太朗と千広は結婚し、第二子も誕生して幸せに暮らしていた。
しかし直太朗の義両親はΩの嫁を認めず、Ωの権利向上を先導する直太朗にも不穏な影が迫る!
どんな困難にも立ち向かう感動のドラマチックラブ、新居での蜜月♪♪後日談単行本描き下ろし付き♪
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
デビュー10周年のヤマヲミ先生初のオメガバース作品。
番を事故で亡くしたシンママΩの千広が、元番であるナオ(故人)の魂を宿した政治家・直太朗と出会うのですが、アルファ至上主義の直太朗の第一印象は最悪。アルファとして何不自由なく育ち、オメガのことを何も知らずに改悪法案の旗手となっている――ヒートや抑制剤代に苦しみながらも我が子・未来に愛情を注ぎ、警備員として働く千広にとっては天敵のような相手です。
そんな相手の体に、最愛の番だったナオの魂が宿っていて、「直太朗くんと番になってよ」なんて言われるわ、なんだかんだ体は直太朗を求めてしまうわ、ナオの人格が顔を出すとほだされてしまうわで、心乱されまくりの千広。しかし、ヤマヲミ先生節のきいたコミカルな語り口や、とにかく天使な未来の存在に救われて、読んでいて辛くなりすぎることはありません。
そして、傲慢なアルファ様だった直太朗が千広の貧乏アパートに馴染んで未来と仲良くご飯を食べる風景や、「どこにもいかないで」いう千広の寝言を聞いたナオが見せる悲痛な表情に胸を揺さぶられ……。笑いと感動が交互に押し寄せてきて、感情がパンチドランカー状態。膝ガックガクです。
みちのくアタミ先生の『アダムの肋骨』(大洋図書)や、末広マチ先生の『ヤキモチはきつね色』(集英社)など、多重人格や憑依ものが人気の昨今。「純愛ものが読みたいけど、色んな攻めに愛される受けちゃんもしゅきぴ♡」という、強欲の壺も真っ青な腐女子の欲望を具現化した、雰囲気3Pブームがキているのかもしれません……!
新居に防音の押し入れ風愛の巣を作った直太朗、さすがです。3人目は女の子が良いな!何だかんだで直太朗の両親が良い人で救われた。未来ちゃんのことも愛してくれてるのが伝わって良き。あと個人的にはあとがきが好きです。私もドスケベフレンズに入りたい(笑)
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