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小説家を志して実家を飛び出し、生駒山麓のアパートに籠もっていた「私」は寺の参道で謎めいた女性に出会う。その女性は万巻の書物に囲まれて暮らしていたが、厳しい読み手でもあった。私は彼女に認められたい一心で小説を書き続けるが……(表題作)。斑鳩の里に現れたひとりの青年、ベトナム戦争からの帰還兵ランボーは、己を戦場へ押しやった蘇我氏への復讐を胸に秘めていた(「ランボー怒りの改新」)。奈良を舞台に繰り広げられるロマンと奇想に満ちた4篇。本書を発表したのち沈黙を続ける鬼才の唯一の著作。仁木英之による解説、森見登美彦との対談を収録。(『ランボー怒りの改新』改題)
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Posted by ブクログ
面白かった!!!
タイトルの近鉄の文字と電車、そして鹿のイラストをみて
奈良〜〜と心で叫びながら、装丁買いした。
奈良、奈良出身ではないが
和歌山(紀北)出身で、小学生の頃から
学校の遠足やプライベートでも奈良に行くことが多く、
フィールドワークも奈良京都が拠点だった。
成長してからも、やはり奈良に行くことが多かった。
五条付近に在住していた期間もあり、
なんか、小説も奈良京都和歌山が題材になっていると、
読まずにはおれない。
そんなことはさておき、
短編を苦手とする私も、これは唸るおもろさ。
なんやろ、ずるいわ、やられたわ、、。
佐伯さん、かっけぇ。
愛しきアホ具合とか、
佐伯さんの形の「穴ぼこ」とか
そこに、すぽん!とか、良い!!
1993年から現在に、そして近鉄と満月。
ランボーとかもう、やばすぎる。
なんも実物の描写ないのに、奈良漬食いたくなるし(笑)
二木氏解説はラノベ並みの異世界ドラマで、
森見氏との対談まで!!
久々に自分の本出会い運に感謝した1作でした。
Posted by ブクログ
住んでる町の沿線がタイトルだったので購入。
作家の前野ひろみちさんのご実家は奈良の畳屋さんで
畳屋の後を継ぐより小説家を志した。
その時に書かれた作品なのだろう。
短編4作は、奈良を中心に書かれている。
男子にありがちは日常を少し風変りに描いた「佐伯さんと男子たち」
「ランボー怒りの改新」は少し難しくて途中で挫折しました。
男性には面白いかも?と思いました。
少し昔話チックで伏線が楽しい「ナラビアンナイト」
小説家を志し、実家の畳屋を出て一人暮らしをし、
そこで出会った佐伯さんと共に小説に没頭した生活を
書き綴った「近鉄と満月」
意外な展開が用意されていて、とても読みごたえがあった。
どの作品も、とても個性的で楽しかったので
この短編だけしか出てないのは少し残念が気がしました。
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