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ホモ・サピエンス(現生人類)の出アフリカ状況、ネアンデルタール人との接触、デニソワ人の発見、ゲノム解析等、この5年で研究状況は様変わりした。最前線の研究者らはどんな視点で人類の拡散を解明しようとしているのか。わかりやすく説く。
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Posted by ブクログ
学校の歴史で学ばない歴史。ホモ・サピエンス史、およびヒトの歴史である。ホモ・サピエンスがなぜ生き残ったかの明快な結論は出ていないが、納得できる示唆を得られる。分断が紛争を巻き起こすこの世界において、歴史を知ることが大切だと実感した。
現生人類(ホモサピエンス)が誕生したのは、20-30万年前と言われている。誕生したのはアフリカである。我々の祖先たちは、アフリカを出て世界各地に拡散し、先に拡がり定着していた人類集団(クロマニョン人とか)に取って代わって今に至ったことが分かってきた、と著者は書いている。 本書は、アフリカからアジアへ...続きを読む現生人類たちが拡散するに至った道のりと経緯について、野外調査や実地研究が示す最新の知見を、何人かの専門研究者が分担して執筆をしている本だ。 ゲノム研究の成果を紹介している部分は、遺伝子に関しての知見が必要だったり、数学的な説明が混じっていたりで分からなかったが、その他の部分は、それでもかなり専門的ではあるが、何とか話にはついていけた。 少し読むのに骨が折れるが、かなり面白い本だ。
ミトコンドリアDNAを用いた遺伝学的研究によって、アフリカ出身ということが分かった。 古代ゲノム研究によって飛躍的に進展。 ネアンデルタール人と交配していた。 アジアにデニソワ人がいて、交配していた。寒冷地に強い遺伝子を持つ。 自然環境の変化によって、脱アフリカ、西アジアに進出。 ホモエレクトスなど...続きを読むも西アジアに拡散していた。
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アフリカからアジアへ 現生人類はどう拡散したか
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西秋良宏
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