脱プラスチックへの挑戦 持続可能な地球と世界ビジネスの潮流

脱プラスチックへの挑戦 持続可能な地球と世界ビジネスの潮流

「あなたは毎週5グラムのプラスチックを食べている。」

WWFの資料によると、年間250グラムの「マイクロプラスチック」を水や塩、海産物などから摂取しています。
生態系への多大な影響も報道されている中、EUでは「脱プラスチック」が企業・政治・市民を巻き込む大きなうねりとなっています。
企業の動きから市民としてできることまで、「脱プラスチック」についてわかりやすく解説します。

今、ストローやレジ袋の禁止など、使い捨てのプラスチックをやめようという動きが加速しています。
ウミガメの鼻に刺さったストローや、
クジラのお腹から出てくるビニール袋といったショッキングな映像が
世界を動かしたのですが、理由はそれだけではありません。

石油という化石燃料から作られるプラスチックは、大量生産、大量消費の現代文明の象徴。
実は、こうした私たちの文明そのものを、急速に“循環型”で“脱炭素”の経済に作り変えていかなければ、
“地球が持たない” ほど温暖化が加速していることが背景にあるのです。

EUなどはそのことに気づいて、このパラダイムシフトをビジネスチャンスに変えようとしています。
日本企業、この大転換をビジネスチャンスに変えることができるのか。
そして私たちにできることはなにか?
NHK BS1スペシャル「“脱プラスチック”への挑戦」のプロデューサーが、
映像化されなかった数々の貴重な証言や驚きの事実を伝える警鐘ドキュメント!

■著者紹介
堅達 京子(げんだつ きょうこ)
NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー。1965年、福井県生まれ。
早稲田大学・ソルボンヌ大学留学を経て、1988年、NHK入局。報道番組のディレクターとして『NHKスペシャル』や『クローズアップ現代』を制作。
2006年よりプロデューサー。NHK環境キャンペーンの責任者を務め、気候変動をテーマに数多くのドキュメンタリーを制作。
2017年より現職としてNHKスペシャル『激変する世界ビジネス “脱炭素革命”の衝撃』、BS1スペシャル『“脱プラスチック”への挑戦 ~持続可能な地球をめざして~』を放送。
日本環境ジャーナリストの会副会長。環境省中央環境審議会総合政策部会臨時委員、文部科学省環境エネルギー科学技術委員会専門委員。
主な著書に『失われた思春期 祖国を追われた子どもたち サラエボからのメッセージ』、『NHKスペシャル 家族の肖像 遺志 ラビン暗殺からの出発』、『NHKスペシャル 新シルクロード』。

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脱プラスチックへの挑戦 持続可能な地球と世界ビジネスの潮流 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月25日

    プラスチックが海洋に流出することによる生態系への影響、マイクロプラスチックによる有害化学物質の生物体内への蓄積、古くなったプラスチックゴミのメタン排出など、プラスチックが適正に処理されないことによる環境負荷に始まり、これを回収しようとする取組、脱プラスチックのためのレジ袋やペットボトルなどの使い捨て...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月07日

    堅達さんの脱炭素革命への挑戦の後に読んだ。2019年の本で少しだけ古い情報。脱プラと脱炭素、半々くらいの内容。我々人類に残された時間は少ない。回収されたプラがほとんどリサイクルされてない問題、なんとかして欲しい。海洋プラ、なんとか回収したい。オーシャンクリーンナップ社、応援したい。ケミカルリサイクル...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月16日

    プラスチック問題と気候変動についてとても分かりやすく世界の情勢も交えて書かれていた。太平洋ゴミベルトからゴミを回収する取り組みは画期的でさらに進んでほしい。また政策の力によって欧米では脱ブラの動きが加速しており、法律や予算など行政ができる力の大きさを感じた。「ピッチがなければサッカーはできない」とい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月25日

    恥ずかしながら、環境問題がここまで深刻化していており、世界が対応していることを全然知りませんでした。2030年に後戻り出来ないティッピングポイントを迎える可能性があるとは…!微力ですが、意識して生活していこうと思いました。特に学生の方に読んで欲しい。

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    Posted by ブクログ 2021年06月02日

    日本は遅れている。エコバッグ、エコボトルなど当たり前すぎて言葉にするのも恥ずかしいくらい。プラスティックは便利だけど便利すぎて海も地球も汚すことになっている。プラスティックを使い捨てにしない、循環できる仕組みにのる。少しでも気温上昇を食い止めて地球を長生きさせる。

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    Posted by ブクログ 2020年09月03日


    地球温暖化やプラスチック汚染の現状、積極的な取組をしている国や企業の話など、環境問題に関する情報が詰め込まれている。そして分かりやすい!

    先日読んだ『プラスチックスープの海』では、私達が使い捨てた(意図していなくても!)プラスチックが、遥か彼方の海を汚してしまっているという事実に驚いた。

    『脱...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月10日

    プラスチック問題で地球がどう変化しているか、世界がどう動いているか。プラスチック消費世界2位の日本。
    私達が分別している、家庭ゴミ【プラスチック】約98% が焼却されている。日本はコレを熱燃料とし、リサイクルされているとなっている。
    溶かして新しいペットボトルになると思っていたが、違った事にびっくり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月03日

    今起こっている環境問題の現状とプラスチックの弊害についての本。
    ネクストアクションとして、

    1.ライフスタイルを見直す
    →エコバッグを持つ、マイボトルを持つ、牛肉の食べる量を減らす、公共交通機関を利用する、
    2.循環経済を意識する
    →リサイクルの活用
    3.SNSを活用して伝える
    →想いとアクション...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月29日

    私がしらなかった技術、組織、活動が数多く紹介されていて、とても興味深く読んだ。テレビ番組の方も見てみたかった。
    ブラスチックを分解する技術、海に浮かぶプラスチックを効率よく回収する装置など、いろいろな人が熱意を持って取り組んでいることに希望を持った。

    私もペットボトル飲料はどうしても必要なときしか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月02日

    論点を経緯から分かりやすく解説してくれる良書。本著を読めば、いかに日本が遅れているか、小泉進次郎のエコバッグ論争も決して間違いだった訳では無いような気がしてくる。しかし、問題の多面的な考察が足りない事、課題が混同されている点が気になる。

    先ず、脱プラスチックの問題と、地球温暖化、気候変動が論拠定ま...続きを読む

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