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本書は、昭和10年頃に、徹底した自由・合理主義の精神から、権威・特権・因習に挑み、強大な阪急王国を築き上げた、“比類なきアイデアマン”小林一三のあの自伝を復刊したものを電子書籍化。内容も、長く深い体験から生まれた人生指針、処世哲学であり、しかも堅苦しいお説教ではなく、一読興味をわかせるものだった。とりわけ若い人の間で飛ぶように売れたという。その中には、今でも役立つ知恵がある。「大学は出たけれど」就職もままならない一三の生きた時代と、ニートが急増している現代は、似通った部分が多い、と本書の解説者の渡部昇一氏は言う。その教訓の中で、「勤務時間より30分前に出勤することで、人生思わぬ運に恵まれる。勤務時間ギリギリに出て、退社時間にさっさと帰るのは、派遣社員的発想だ。組織体のメンバーは労働の切り売りという発想だけでは足りないのである。これは現在にも未来にも通用する教訓であろう。こうした意味で、一三は古くないのである」と絶賛。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年03月27日
阪急電鉄、阪急百貨店、宝塚歌劇、東宝を創業した小林一三氏。
鉄道を引き、沿線の宅地を販売して、スーパーを立てて、行楽地を作って、乗客を増やしていく、私鉄の定番のビジネスモデルを作り上げた方。
自伝というよりも、教訓を混ぜたエッセイといった感じです。
気になった言葉は以下です。
・サラリーマンに限...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月25日
誰だったか記録していないのが私の興味の限界だが、日経新聞に掲載される経営者の愛読書コーナーで取り上げられていた一冊。という書き出しもいい加減過ぎるので、改めて調べた所、リーダーの本棚というコーナー、資生堂の魚谷社長の座右の書だった。別に魚谷社長に感じ入るものがあるわけではない。しかし、実業界を走り抜...続きを読む
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