ハウ・トゥ アート・シンキング

ハウ・トゥ アート・シンキング

ビジネス・実用
1,584円 (税込)

7pt

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建築士→アート研究者→大企業での新規事業立ち上げ→起業家
様々な領域を行き来し、試行錯誤を重ねた著者がたどりついた、
答えのない時代を生き抜くための1つの答え。

【アート・シンキング】

なぜいまビジネスにも人生にも「アート」が求められているのか?
アートに精通し、ビジネスの現場にアーティストの思考を取り入れる、
実践者でもある著者がまとめた渾身の一冊。

(内容)
●アートの価値はなにで決まる? ~「おなじ」より「ちがい」を生むチカラ~
●アートは身体的?~「頭」だけで考えず、異質性を活かす~
●アートは「自分」をアップデートする?~「制限」が常識を超えた、新しい視点を生む~
●アートはmetaphorical? ~世界の見方を「多次元化」する~
●アートに「正解」はない? ~イノベーションを窒息させないために~
●技術とアートの共犯関係 ~文化を革新するinspireとchallenge~
●新規事業と「アート・シンキング」 ~「自分」起点で事業をつくる~
●アートは偶然を活かす?~偶然から生まれるイノベーション~
●「アート・シンキング」は詩的?~「分からない」モヤモヤを楽しもう~
●「アート・シンキング」な社会のつくり方 ~消費せず、培養する社会へ~
●アートは変幻自在?~真・善・美を超える精神の冒険~
●アートは触発し合う? ~「触発」の感性を磨く方法~
●アートのエネルギー源は「偏愛」と「違和感」? ~熱量からイノベーションは生まれる~
●アートとスタートアップは同じ夢を見るか?~ArtThinking Improbable Workshopとエフェクチュエーション理論~
●「アート・シンキング」は「当てにいかない」 ~価値とは、まず「自分」を愛すること~
●「アート・シンキング」はどうして生まれたの?~ビジネスにおける思考法の進化~
●アート・シンキング忘るべからず ~時々、思考をスイッチする~
●「自分」を欺く3つの罠 ~「ありたい」「あるべき」を手放そう~
●アートは「自分」がクライアント? ~個の時代を生き抜く力をつける~
●「アート」と「遊び」に学べ ~「非効率」と「余白」が仕事を面白くする~

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ハウ・トゥ アート・シンキング のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    現在、地域の事業者と向き合いながら新しい取り組みを考える場面が多いが、つい「売れるかどうか」「ニーズがあるか」を先に考えてしまう。しかし本書を読んで、まずは「あるべき姿」を手放し、自分が本当に面白いと思えることや解決したいと感じることを起点に考えることが、長く続く価値につながるのではないかと感じた。

    「正解を探す思考」ではなく、「問いを育てる思考」。アート・シンキングは、単なるアイデア発想法ではなく、自分自身の内面と向き合うための思考法だと実感した。

    さらに、本書自体もアート・シンキングを体現している。当初はロジカルに構成されていた原稿を、著者の娘さんがカードをランダムに引く形で再構成し、章番号だけがその名残として残っている。この遊び心まで含めて、とても印象に残る一冊だった。

    0
    2026年07月26日

    Posted by ブクログ

    企業で新規事業を検討する時、「ニーズ調査」を根拠とする事が多くある。しかし、調査してわかるような「ニーズ」や「社会課題」は、他の企業にも見えるものである。みんなに見えている「おなじ」課題から出発し、ロジカル・シンキングすると、どこかにあるような「おなじ」ものになってしまう。
    デザインは「おなじ」を誘発する。たとえばアフォーダンスのように。「ちがう」を誘発させないことを目的としている。ロジックやデザインと違い、アートは徹底的に「ちがう」を作り出そうとするもの。
    アート・シンキングは「身体」に重きを置く、なぜなら「身体」は「ちがい」を生み出す「変化」と「異質性」の源だからである。身体はプログラムと違い「再現性」がない。これは「身体」が持っている3つの「ちがい」による。
    「部分によるちがい」「個体差によるちがい」「変化するちがい」である。
    アートは多次元的である。ルネ・マグリットのパイプや、マルセル・デュシャンのトイレなど、素材の奥にある世界を見なければならない。アートを見るには「アートとして見る」独特の姿勢が必要である。あるものを1次元で見るのではなく、多次元的に見なければならない。1次元的にしか見れない社会は文化的に皮相である(テレビの批判など)。
    アートは、アーティストの環世界のあり様を外在化させたものであるが、「触発」という仕方でそれを見る人の「環世界」を変化させる力を持つ。
    人はそれぞれちがう環世界にいて文段されているが、アートを通してそれぞれの環世界は影響しあえる。
    優れたアートがすぐに理解されないように、世界を変えてしまうようなアイデアは既存の価値観では「分からない」ものである。「分かる」ということはむしろ「イノベーション」ではない。「分からない」ことからしかイノベーションは起こらない。つまり「分からない」はイノベーションの必要条件であり、「正解」はイノベーションの敵。
    技術は表現のツールを増やすだけではなく、知覚そのものに作用し、それを変容させている。
    ロジカル・シンキングは例えれば説明文であり共通理解を確認するもの。
    デザイン・シンキングは例えればコピーであり共感を生むもの。
    アート・シンキングは例えれば詩であり多様な体感を生むものである。
    「正解」や効率に慣れている人にとっては「詩」や「アート」はムダに思えたり、難解に思えたりします。しかし、むしろそのモヤモヤした動的な状態から生き生きとした新しい価値は生まれる。
    固定概念に縛られた、新しいものに目向きもしない消費の仕方では、やがて価値の総量が目減りして枯渇してしまう。「アート」で既存の枠組みでは理解できない価値を生み出し、価値の総量を増やす。
    「実物の代わり」「願掛け」などのラスコーの絵画から、「信仰」の対象のエジプトのピラミッドの中の絵などから、キリスト教をはじめとする「宗教」のためのもの「イコン(偶像)」になり、中世になり、貴族お抱えの「権力」を示すためのものになり、ルネサンスに技術が発展して「再現」できるようになり「人間」がテーマになった、さらにルネサンスを超克するものとしての「近代」がきて、ルネサンス期の天才の地位の高まりを経て、「作者」に自我の高まりと矜持が生まれなた。自律的で自立的なアートが目指されるようになった。「再現」をはなれて「自分」の探求にアートは変化した。絵画の主題は更に変化して、シュルレアリスムは「無意識」抽象画は「構成」を描いた。近代のあと「ポストモダン」のアートは更に「作者性」も解体して、ディシャンのレディメイドなどをはじめとしてアートは作者が作るものですらなくなる。作品は作者ではなく、偶然が作り出したり、展示する銀色のキャンディを持ち帰るように観客に指示するフェリックス・ゴンザレス・トレスの作品のように、観客との相互作用で作られるようにもなる。
    「アート」は「真」「善」「美」に挑み「違い」を生み出すもので、普遍ではなく個別的なもので、不変ではなく変化するもの。時代や社会の常識を揺らし、拡張する。変化のモーメントこそがアート・シンキングである。
    理屈やデザインは明確な方向性があり、それに触れた人を明確な方向に向かわせるが、一方、アートは「触発」させ、様々な、バラバラな方向に分散させる。
    価値とはあくまで自分から相手に伝えるもので自分がまず起点になるべきで、その上で相手との掛け算で生むべき。相手に同化すればわからなくなる。同化すると相手の考えと「おなじ」になるだけ、そうすると自分のプラスアルファを付け加えられない。相手に形だけ合わせて自分の価値を減らすのは本末転倒である。まず「自分」だけの価値を最大化する。
    「自分」のかたちはわからないので形を知るためには抵抗が必要である。抵抗に当たり、抵抗に押し返されてしまう部分。押していける部分。「自分」のかたちはいびつである。
    一般に、人は「できる」ことの中に価値を見出しがち。「できる」ことが「自分」と思っている。スキルや能力は後から変化できる可塑性を持っている。アート・シンキングはどうしても変えることが出来ない自分を起点にする。「こうありたい」と思うものに人はたいていなれるが、どうしても変えられない部分に自分はある。「自分」とは、イデアのようにあらかじめ原型として静的に「存在」するものではなく、しかし、全く変えてしまえるものでもない。常に更新され、変化しつつ、逃れようとするたびに戻って来る動的なプロセスである。
    役割の違う3つのシンキング

    ロジカル・シンキング
    目的 顕在的課題の解決
    特徴 分析的
    手法 MECE、ピラミッドスクラクチャー

    デザイン・シンキング
    目的 潜在的課題の解決
    特徴 共感的
    手法 エスノグラフィ、プロトタイピング

    アート・シンキング
    目的 価値の革新
    特徴 衝動的
    手法 自分起点、触発
    これらの何をつかうかの判断が大切。
    「1:9:90の法則」で雪だまのように中心に行くほど熱意が高い。会社でも人数が増えると「ロジック」が支配的になり、「本来の価値」を見失ってしまうので注意。中身のない価値は空虚である。成長したあとも中心にある「核」を忘れずに確認することが重要であり、そのためにアートシンキングに立ち戻ることが大切。
    自分を隠す3つの罠として「大きいものに隠れる」これは肩書や社会的役割などに引っ張られること。
    「欠損を考える」これは何か社会通念的なあるべき姿を軸に考えてしまうこと。歴史ある街から比べて自分の街は統一感がなくしょぼい、これは歴史ある方が良いという通念に従っている。統一感がないという軸を起点に見れば長所にもなりうる。
    「当たり前だと思う」自分のことは自分ではわからない。自分の性質は外部の刺激でないとわからない。
    「他分」を取り外して最後の最後のこれがなくなったら自分じゃなくなる!というところまで取り外して残ったのが自分である。
    自由は自分に理由がある。
    他由は他人に理由がある。

    0
    2024年03月25日

    Posted by ブクログ

    文書全体に散りばめられた名言のを数々。
    私にとってはただのビジネス書ではなかった。

    アートの持っている
    「代替不可能性」
    「身体性」
    「偏執=愛」の優位性
    「いびつ」の価値
    「余白」と「遊び心」
    そういった特性の一つひとつが、個別性を重んじようとするこれからの教育のあり方とリンクした。

    「壊す」ばかりがアートではないんだなという気づきも得た。私の持っていた「文学」観もずいぶんと狭かったんだと反省。いろいろ触発された。

    0
    2022年03月27日

    Posted by ブクログ

    <どんな本?一言で紹介>
    なぜいまビジネスにも人生にも「アート」が求められているのか?
    ビジネスの現場にアーティストの思考を取り入れる考え方を知れる一冊。

    <どんな人におすすめ?>
    企業で新規事業をしている人。
    起業したい人、起業している人。
    理屈で説明しがちな人。

    <読んだら、どんなことが分かるの?>
    正解のない「アート」の世界を体感できる。

    ・アートの価値はなにで決まる? 「おなじ」より「ちがい」を生むチカラ
    ・アートは「自分」をアップデートする? 「制約」が常識を超えた新しい視点を生む
    ・アートに「正解」はない? 「わからない」がイノベーションを生む
    ・技術とアートの共犯関係? 文化を革新するinspireとchallenge

    ・アートは予期できない? 想定外から生まれる価値
    ・「アート・シンキング」は詩的? 「分からない」モヤモヤを楽しもう
    ・「アート・シンキング」は培養菌? 消費せず、培養する社会のつくり方

    ・アートのエネルギー源は「偏愛」と「違和感」? 理屈を超えた熱量が価値を革新する
    ・「自分」を欺く3つの罠? 「ありたい」「あるべき」を手放そう

    ・「アート」と「遊び」はムダ? 「非効率」と「余白」が仕事を面白くする

    <日々の生活、仕事などに活かせるポイント>
    1.「アート・シンキング」は、わからない(一人ひとり解釈がちがう、著者もあえて定義しないもの)
    ロジカル・シンキングやデザイン・シンキングと比較すると、アート・シンキングは「価値=ちがいを生み出す力」だと解釈できる。
    ロジカル・シンキングは、1)みて分かる顕在的課題の解決を目的とする、2)分析的で、3)MECEやピラミッド・ストラクチャーを手法とする思考法。
    デザイン・シンキングは、1)みて分からない潜在的問題の解決を目的とする、2)共感的で、3)エスノグラフィやプロトタイピングを手法とする思考法。
    アート・シンキングは、1)そもそも何をしたらいいかわからない状況での価値の革新を目的とする、2)衝動的で、3)自分起点や触発を手法とする思考法。

    2.•「ちがい」を生み出すためには、「自己起点」と「触発」が必要
    自己起点=自分だけが持つ特徴に注目すること、触発=分からないものの組み合わせ?
    「自己起点で、自分だけが持つ特徴」を知るためには、次の設問について考えてみるとよい。
    ◦まずは、自分を表す特徴を10個書き出してみましょう。その中で、自分以外にもあてはまる性質には✕をつけてみましょう。
    自分だけの性質は何が残りますか?◦あなたのフェチや偏愛するもの、やめられないものを3つ書き出してみましょう。
    ◦最近あった許せないことを3つ書き出してみましょう。


    <感想>
    論理や構造がわからない。正解がない。こういったことは、美大の講義を聞いたときにたくさん感じることができる。
    思考が最前線のビジネスの現場に求められていることを知れたが、それは論理や構造をもともと持っている人が差別化するために欲しているものだ。
    論理や構造をもたず「アート・シンキング」しか持っていない人は、それを突き抜けるしかなく、社会とどう折り合いをつけるか、日々きっと死ぬまで葛藤することになる。
    バランスが大事だと、実感する。

    0
    2020年04月04日

    Posted by ブクログ

    何か新しいことに踏み出したい、モヤモヤを抱えた人の本。

    アートは違いが価値、同じは悪。
    アート・シンキングとは、違いを生み出す思考法。

    重要なのは自分を起点にアイディアを出す。鑑賞者がアートに対峙し、そこに残された意味の余白で遊ぶことが重要。

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    自分がやりたくてヤルことは“自由”。他人からやれと言われてヤルのは“他由”。命令されて、評価・給与の為→他由。アートは自由。
    自分の“分”は本分のブン。等々深い言葉が散りばめられていた。

    0
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    ロジカルシンキング:説明文、わかりやすく伝える
    デザインシンキング:キャッチコピー、共感を生む
    アートシンキング:詩、多様性、自分の内発的動機で表現する

    という整理は分かりやすく、それぞれの思考が生まれた背景も記載してくれているので、より理解が進む。
    ただ、全体の構成が散文的で分かりづらくしている印象。

    0
    2022年08月31日

    Posted by ブクログ

    アートシンキングは、アートという名の通り、アートの要素が大きい考え方で、ロジカルシンキングや、デザインシンキングのように同じ答えを求めるためのものではなく、「違い」にスポットを当てた考え方で、なかなか興味深かったを

    0
    2021年03月05日

    Posted by ブクログ

    個性とは?自分を表す言葉は『ごく平凡』。
    どんなレーダーチャートでも小さくキレイな丸の自分にとって、平凡というのもユニークさになりうるという考え方は、1つの支えになる。

    0
    2020年08月22日

    Posted by ブクログ

    株式会社uni’que代表の若宮和男さんによるアート思考本、論理的に考えるロジカルシンキングならぬアートな視点で考えるアートシンキングについて解説する、アートシンキングとは、明確な「正解」はなく、一つの「正解」を前提とせず、問いに対してさまざまな応答があり、その答えを探すプロセスこそに意味があるという考え方。使いこなせれば絶大な効果を発揮できると思うのだが、ビジネスにおいては臨機応変にロジカルシンキング+アートシンキング両方の切り替えができるビジネスマンが最強かなと思った。

    0
    2020年04月10日

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