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Posted by ブクログ
死亡事例の検証は、とても切なくなる。
あとからケースを俯瞰すると、このタイミングでこうすればよかったのに、とか、ここでこう介入すべきだったのに、とか、いろいろ気づくことや思うことはあるが、結果論になってしまいがちなところが、どうにもやりきれない。ただ責めるだけになってしまいそうで、果たして自分がその立場にいたらそれができたのか?と思うと自信がない。
それくらい、家族に介入すること、家族の形を外から見立てるのは困難が伴う。
でも、子どもを救うためにはそうも言っていられない。形の上では「子どもを救う」だけれども、実は家族も救われるのを待っていることが多い。虐待者自身が課題を抱えていて、それを解きほぐす術がわからずに弱いところへ攻撃が向かっているというのはよくあること。
虐待への介入は、実はその家族をシステム不全から救い出すことでもある。
内容のどれもが、幾度となくケースに対応するなかで考えてきたことだし、やらなければならないと向き合ってきたことだし、事実として突き付けられ続けてきたこと。第6章は、書かれているそのすべてが、日々心に刻みながら子どもたちやその家族に向き合い続けていることばかり。本書を読んだからには、その思いをさらに胸に刻みつつ、また明日も家族に向き合っていく、それだけだ。
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