おなかのおと

おなかのおと

1,300円 (税込)

6pt

むぐむぐ、むしゃむしゃ、むふふのふ。
「美味しい」って楽しくて嬉しくて、
ちょっと切ない。

大好きな食べ物のことを考えると、私のお腹はきゅるると鳴り、
耳の根っこがきゅうっと痺れ、胸の奥がぎゅっと疼く。
書きたいことは揚げたてのメンチカツの肉汁のごとく、
はたまたもぎたての桃の果汁のように、
次から次へと溢れ出してくるのだった。

女優でモデルの菊池亜希子の子ども時代から母になった現在までの
「食」にまつわるエッセイ集! 著者によるイラストも満載。

*****

階段裏でこっそり食べたお母さんの大きなおにぎり。中学の時、好きな人と下校途中で食べたあったかい肉まん。校則を破って、恋バナを咲かせながら食べた食堂のカツ丼。「がんばってね」と母からの紙切れが添えられた涙味のカップアイス。モデルだけど、どうしても食べたかったカロリー満載のスティックパン。役者の先輩に連れて行ってもらった居酒屋の衝撃的なハムカツ。修羅場で疲労困憊の時に食べるわたしの「仙豆」。ハロコン帰りのお出汁が心に沁みるうどん。「冷めちゃうから早く!」と寝ぼけまなこの夫を急かす朝食……などなど。

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おなかのおと のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私個人も擬態語擬音語、オノマトペをかなり使う人で、周りから指摘されることもあるのですが、この作品は各節のテーマにオノマトペが。身近にある食べ物にまつわる作者の思い出などが織り交ぜられており、あー!と共感する部分が多かったです。食べ物の話って誰でもとっつきやすくてスーっと入ってくるのはもちろんだと思う

    0
    2024年12月20日

    Posted by ブクログ

    食わず嫌い王の話は、自分の感覚とは真逆で面白かった。

    好き嫌いが無いなんて、なんでも食べられてストレスも無くて羨ましいと思っていたけど、好き嫌いがあることを逆に羨ましい、かっこいいなんて思われてるとは…!

    人とご飯をシェアする場面で、この食材苦手だからこのメニューは選びたくないって言うのが申し訳

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    やさしいあっこちゃんの綴る本。
    彼女らしくやさしく、あたたかく、小さなエピソードがいっぱい。

    かもめブックスで購入した思い出の本。

    0
    2022年03月13日

    Posted by ブクログ

    おばあちゃんのミートソースの話が切なかった。
    あっこちゃんなりの優しさからしていた事だけど、子どもには分からない、大人同士のやり取りがあって、後悔しても取り戻せないもの。
    育児ノイローゼに気味になったときに、夫があっこちゃんのお母さんから煮豆の作り方を教えてもらった話がよかった。

    食には楽しい思い

    0
    2022年02月13日

    Posted by ブクログ

    あっこさんのあたたかい人柄がとてもよく伝わってくるエピソードたち。ドラマ「カルテット」であっこさんと龍平さんが一緒にベランダでラーメンを食べるという私得かつ大好きなシーンについても綴られていて最オブ高でした

    0
    2021年04月13日

    Posted by ブクログ

    一話が短く、肩肘張らず読みやすい。
    読んで、いい気分転換になりリラックスできた。
    グルメすぎず、地に足ついた日々の生活の中での食が散りばめられている。
    いい思い出も、少し切ない思い出も。
    人と人とで出会ってみたいなぁ、と『へそまがり』から感じてたことを、さらに思わせられた一冊。

    0
    2021年03月28日

    Posted by ブクログ

    菊池亜希子さんの書く文章と絵が好きです。
    誰にも食べ物には良き思い出と苦い思い出があるものだなぁと思いました。
    「しくしくメロン」と「ぐらぐらパフェ」のエピソードが読みながらその場面を想像して私も胸がギュッとなる感じがして印象に残りました。

    0
    2024年08月18日

    Posted by ブクログ

    図書室本。ひさしぶりに菊池亜希子さんのエッセイを読みました。ファッションや散歩ものは昔とても好きでよく手に取っていましたが、食べ物エッセイも、やっぱり、ほんわかしている中にもこだわりの強い部分があって、良かったです。同じく胃腸の弱い少食な食いしん坊だからでしょうか。趣味嗜好にどこか似ているところがあ

    0
    2022年12月24日

    Posted by ブクログ

    『好きよ、喫茶店』が好きなので
    手に取りました〜。

    ことばの「音」の選び方が
    なんとなくホンワリしていて心地よい。
    だから、書かれている食べものの話も
    心地よく感じるのです。

    1章ごとにはさまれる
    自作のイラストもいいなぁ。
    味覚と記憶が結びついている。

    0
    2020年10月17日

    Posted by ブクログ

    モデルの著者が、雑誌「クレア」に連載していた食にまつわるエッセイと、自身の出産と子育てのエッセイを書き下ろした1冊。自身のイラストも良い感じでした。

    0
    2020年03月16日

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