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言葉も歴史も、宗教さえ超える、ひと皿の魔法──。 世界45の国と地域を巡る、ローマ教皇フランシスコの旅路。 そして、各国大使がもてなす、笑顔の食卓とそのレシピ。 分断を深めつつある世界にささげる一冊。 ■第1部 「食」でめぐる教皇の旅 ローマ教皇の祈りの旅路と、世界をつなぐ各国自慢のレシピ。 ■第2部 「食」で読み解く聖書の世界 色とりどりの食材を聖書にたどる、キリスト教文化への招待。
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Posted by ブクログ
借りたもの。 旅する教皇と呼ばれている、フランシスコⅠ世 就任から6年あまりの間に44の国や地域を巡った旅路を「食」を通じて巡る。 訪問時に召し上がった料理とそのレシピ、この際に教皇が伝えられた言葉と、各国の駐ローマ教皇庁大使からのメッセージを紹介。 イスラエルとパレスチナを訪れ、トルコを訪れ……...続きを読む 対立関係のある国でも異なる宗教の国でも赴き、対話の姿勢を示す。 民族・習慣が異なれど変わらない家族への愛。 困難に立ち向かう勇気、他者と分かり合えるかも知れない、という事の希望。 過去、現在まで続く悲劇への非難や悲嘆ではなく、包容力のある言葉を述べられていた。 料理のレシピは手の込んだものではなく、庶民的で素朴なもの。 後半は聖書に出てくる食材、ローマと繋がりがある食材を、五十音順の事典形式にしたもの。 聖書に書かれているものは、その行と引用元も記載。あと栄養学的なこととか雑学も併記。 訳者はフランシスコ教皇の言葉に感銘を受け、バチカンが国連よりはるか前から平和の実現に尽くしている、「元祖国際機関」のように感じると記している。 それがフランシスコ教皇が目指しているバチカンの姿だと思う。 それはキリスト教という共通言語があるが故の内輪に留まらないか?そんな小さい器ではないと信じている。
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