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里山深山の渓流で釣り人が見つけた桃源郷の記録。
書き下ろし含む名エッセイストの集大成がヤマケイ文庫に。
釣りに行けない日の毛バリ釣り師の心にしみる珠玉のエッセイ27編。
最新書き下ろし原稿も収録。
岩手には心のふるさとになりえる川がある。
著者・村田久氏は1942年北海道生まれ。現在は岩手県一関に住み、
FM岩手で「イーハトーブ釣り具店」のパーソナリティを務めるなど、
渓流釣りをめぐる興味深いエピソードを数多く持った文筆家。
その文章には、独特の詩心とユーモアがにじみ、非常に味わいがあります。
本書は『Fly Fisher』誌(つり人社)の「A Letter from North East」から作品を厳選して単行本化したものに、
『RIVER-WALK vol.2』掲載の「追憶の遠野行」と最新書き下ろし原稿「蝉しぐれ」を収録したものです。
Posted by ブクログ 2024年02月21日
実体験であるはずのエッセイに、"出来過ぎ感"のある締めが毎掌編に渡って添えられている様に、途中ちょっとだけ食傷気味になったことを告白するが、そんな理不尽な瑕疵などもちろん問題にならない名文揃いであり、「底なし淵」を好む読者であれば、例外なく大きな満足が得られるだろう。
作中に描か...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月31日
岩手県一関市に暮らす筆者。渓流釣りについての情緒あるエッセイ。ヤマケイ文庫はハイレベルな作品が多い。
岩手県在住、遠野など渓流釣りを楽しむ筆者のエッセイ。釣りをしない自分でも楽しめる内容。川のせせらぎと蝉の声、木漏れ日が脳裏に浮かんでくる、どこか品のある文章。
2001年刊行の単行本を2019年...続きを読む
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