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世界を飛び回る女性蚊学者が、蚊になり替わって蚊を熱く解説する愛と偏りの書。
嫌われ者の極致である蚊を、
「蚊は美しい」とのたまうリケジョたちが、蚊になり替わって熱く語ります。
夏になると、耳元でプーンと羽音とともにやってくる蚊。
刺されるとかゆいし、存在そのものが嫌い……という人が多いのでは。
そして、この地球上でもっとも人を殺しているのも蚊。
マラリアを媒介し毎年数十万人の人が亡くなっています。
蚊が媒介する感染症は、日本でもデング熱の発生があり、ジカ熱も他人事ではありません。
そんな嫌われもので全人類の敵とも言える蚊を研究し、
蚊に対する愛憎まみれるリケジョたちが語る蚊の本当の姿。
(目次)
1章 教えて先生 蚊の基本Q&A
2章 蚊のおもしろい話
3章 蚊のかたちを知る
4章 愛と偏りの蚊図鑑
5章 蚊と人類のまじめな話
Posted by ブクログ 2021年06月17日
ぷ~んと不吉な音を立ててやってくるのは、倍音を奏でるオスメスの愛のデュエット。痒いのは叩かれないように蚊の唾液中の麻酔成分を注入するので生じる抗体反応。黒い服は蚊を始めハチやアブにも刺されやすいと。血を吸うのは産卵に必要な栄養を得るためなので砂糖水やローヤルゼリーなどで栄養を充分にとると血を吸わなく...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月30日
今までに読んだことのある「蚊」をテーマとした本と比べて、情報量は決して多くなく、一般書(小中学生向け?)として書かれた本でもあるため、文章は読みやすい物の知識量としてはやや物足りない印象もありました。
ただ、「蚊」にまつわるさまざまな雑学が多く取り上げられている点や、精密なイラストで描かれた様々な...続きを読む
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