うちの息子はたぶんゲイ 2巻

おくら

息子の今日、そして明日が、好きにあふれていますように。
夫は単身赴任。息子二人と普段は三人暮らし。二人とも本当に大事なかわいい息子たち。上の子の浩希は、どうやらクラスメイトの醍吾くんのことが気になるみたい。本人は隠してるつもりのようだけど…。毎日楽しそうに醍吾くんの話をする浩希や、そんなお兄ちゃんのことを知ってか知らずかときに鋭い結理。二人を見てるといつも思う。「息子には息子の考えと幸せがあるんだなぁ」って。お母さんと息子、愛情たっぷりの家族の物語、第２巻です。
(C)2020 Okura

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: スクウェア・エニックス
• 掲載誌・レーベル: ガンガンコミックスpixiv
• ページ数: 136ページ
• 電子版発売日: 2020年03月21日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 22MB

[さら · ★★★★★]

人として

こうありたい…と素直に思える作品。
大切なものを大切に思うことが、なんら不思議ではないんだよというお母さんの気持ちが、押し付けでなくさりげなく寄り添う愛情を持って家族に向き合っているのが本当に心地よい。
大好きな作品です。
個人的には息子さんがカミングアウトできて、それを当たり前にお母さんや家族が受け入れるとこまで読み進められたら嬉しいです。

[ブクログ · ★★★★★]

この息子のわかりやすさ、良いな〜♡

最近、別の本で読んだ「クローゼット」の人にとっては、まだまだこの社会生き辛いのかなっと思ってしまう。

[ブクログ · ★★★★★]

浩紀良いやつだな……応援したくなる。
周囲に(多分)ゲイであることを隠しているが、嘘をつくのが下手……
嘘は言わないで感づかれないようにする、とか。処世術を編み出して成長する姿。
「好きな人が好きなものは知りたい」という思いからビビりながらプレイするホラーゲーム！
弟・結理から見た兄。
そこで兄を通して学んだ、「好きということ」についてが真理だと思う。
相手の事が好きだと勇気を出して言うのは素敵なことだと思う。
しかし、自分が好きだからと言って、相手が好きだとは限らない。自他ともに報われないこともありうる。
相手を傷つけない優しさの大切さ……

ここに来て明日実ちゃんというヒロイン登場!?
ちょっと切ない思春期の男女の思いの行方はもどかしさと優しさに満ちている。

紋切り型(テンプレート、「らしさ」に縛られた)社会の象徴お父さんは「ちゃんと将来を考えているのか」と息子を心配する。
それはもちろん大切だが、等身大の浩紀を見ていない感じが端々に見えるためか、「なんだかなー…」と嘆息してしまう…
お母さんと弟との対比でもある。
現実世界でよくある光景だけれども。

[トーキー · ★★★★★]

幸せな読後感

偶然SNSで見かけて、初めて電子書籍として買って一気読みしちゃいました！
お母さんのポジティブな発言とか、いろんな人の気遣いに幸せな気持ちになります！
弟サイコー！
自分も、このマンガの登場人物たちのような細やかな気遣いとかできるようになりたいです！

[ブクログ · ★★★☆☆]

このお母さんのように、考えられればいいのだろうが、すごく難しいこと。でも、こんな考え方(相手を思いやれること)振る舞いができるようになりたいな。