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Posted by ブクログ 2022年05月12日
久しぶりにメディア史関連の本を読んだ気がするが、随所で目からうろこが落ちる思いをし、非常に面白かった。「流言」という素材は、社会史やメディア史ではちょいちょい扱われているものであるが、そうした流言研究史をきちんと批判的に摂取し、新たな分析を加えている。
構成は全9章プラス「はじめに」と「おわりにか...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月30日
最近の流言のメディアまで扱っているので参考になる。特にヒットラーをめぐる日本での関連性の事件についてはいままで扱っている本がなかったのでめずらしい。
惜しむらくはメディア・リテラシーとの関連とフェイクニュース対策の欠点などももっと書いてほしかった。
さらに戦中のマスコミのフェイクの問題をもっと詳...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月25日
学者、ってカンジ。たまに哲学入ってる。私にはレベル高すぎだが、ところどころ心に響いた。最後、ヒトラー神話はメディア流言(この言葉は正しくないと著者は言ってる)とは外れてないか?と思いつつ読んでいたら、突然、キレイに締めくくられた。我が闘争を禁書にしようとしたこともあるドイツ、現在では全文がウェブ上で...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月30日
佐藤卓己氏の史実資料を基にしたメディアと流言の歴史。
メディアと流言が切っても切れない関係にあったことが多くの事例を通して示されている。
かなりマニアックな事例が多く理解するために一定の知識が必要になるだろう。
やや揚げ足取りになるが、「パニック」に関する定義がないまま、いくつかの「パニッ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月31日
メディアはどうあるべきか、「何をどのように伝えたのか」から考える。
フェイクニュースは、SNSが発展したから生まれたのではない。SNSがすべての悪の権化ではない。とかく新しいもの=悪者にしたがる自分を反省した。史料の引用も多く、簡単には読み進められなかったが、筆者の言わんとするところは明確に説明さ...続きを読む
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