アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー

アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー

968円 (税込)

4pt

百合――女性間の関係性を扱った創作ジャンル。創刊以来初の三刷となったSFマガジン百合特集の宮澤伊織・森田季節・草野原々・伴名練・今井哲也による掲載作に加え、『元年春之祭』の陸秋槎が挑む言語SF、『天冥の標』を完結させた小川一水が描く宇宙SFほか全9作を収める、世界初の百合SFアンソロジー。

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アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月02日

    ああ何て濃密で幸せな読書時間。
    百合という表現は好きではないのですが、百合という表現でしか言い表せない関係性をSFで体現する面白さ。まだSFに慣れていない脳が未知の刺激に反応する悦び。テーマアンソロジーの魅力を恐ろしいほど味わいました。

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    Posted by ブクログ 2022年01月16日

    どの作品も楽しめたアンソロジー、なかなか珍しい。「キミノエスケープ」は雰囲気はめちゃ良いけど百合?という感じだったが。不在の百合、むつかしい。 特に好きなのは耽美的な「彼岸花」と直球な「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」。お姉さまとの交換日記で少しずつ語られる感情がとても良い…。「色のない緑...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月09日

     表紙に踊るは百合SFアンソロジーなる文字。そして裏の内容紹介を読めば、目を惹くのは『ソ連百合』なるパワーワード。

    「これはネタに走りすぎだろ…」などと読む前まで思ってました。スミマセン…、早川書房さんと担当編集さんと収録作家の皆さんetc. いやはや、これはすごい!

     SFと一言で括ってはいる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月03日

    24:よいアンソロジーでした。正直、「百合SF!」って大々的に宣伝しなくてもどんどん売れて欲しいし、それだけの力のある作品が揃ってると思う。こうして、いわゆる「パワーワード」を冠することで、新しい客層にリーチするならそれも商業的な戦略として正しいのかもしれないけど、若干モヤりはします。

    後半、書き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月01日

     2019年6月に行われた「ハヤカワ文庫の百合SFフェア」、その肝となるのがこのアンソロジーだ。雑誌の重版は基本的にないと言われるなか、3刷となって話題になったSFマガジンの百合特集に掲載された5編に加え、新たな書下ろしが4編収録されている。

     そのどれもが傑作なのだが、まずはまえがきを読んでほし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月17日

    まず表題と装丁が百合SFアンソロジーにピッタリでセンス高い。
    『キミノスケープ』は自分以外誰もいないはずの世界で、姿の見えない誰かの痕跡を見つけていく一人旅。
    注目すべきはこれが「あなた」を主人公にした二人称視点の旅小説ということ。
    小説の世界に入りこんで自由に旅する自分を想像して、有り得ないほど癒...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月15日

    百合SF短編集。百合と言ってもさほど濃厚な百合表現のある作品はない。どれも短編の醍醐味を味わえる良作だが、中には自分の読解力ではついていけない作品もあった。お気に入りは『四十九日恋文』。四十九日が終わるまで死者と1日1回メッセージできる世界。文字数は49文字から1日1文字減っていく。最後の49日目、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月15日

    世界初の百合SFアンソロジー。幅広い意味での「女性同士の関係性を扱うもの」を集めただけあって、著者それぞれの百合の捉え方が面白い。どの短篇も面白いが、中盤のソ連百合の南木義隆「月と怪物」にやられ、最後の小川一水「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」に止めを刺された。最後に強烈な百合の王道を持って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月02日

    好: 森田季節「四十九日恋文」/伴名練「彼岸花」/小川一水「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」

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    Posted by ブクログ 2020年05月06日

    女性どうし互いを思いやる気持ちが美しく描かれた良質なSF短編集。特に、陸秋槎「色のない緑」は、亡くなった親友との思い出話と人工知能による翻訳に対する議論から彼女が亡くなった真意が浮かび上がる不思議な展開がとても印象に残った。

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