楽天IR戦記 「株を買ってもらえる会社」のつくり方

楽天IR戦記 「株を買ってもらえる会社」のつくり方

2,200円 (税込)

11pt

「企業と投資家との対話の貴重なケーススタディ。最前線での奮闘の中に生きたヒントが満載。」伊藤邦雄氏(一橋大学経営管理研究科特任教授)推薦。
見えない未来を信じ、変革を続ける企業には、株式を活用した資金調達が欠かせない。「株を買ってもらう」ことこそが株式市場との対話の目的と信じ、約12年にわたり、楽天のIR(インベスター・リレーションズ)の看板を背負った実務家の記録であり、物語。
楽天初のIR専任者として著者が転職して3日目、楽天はTBS株取得を発表。取得費用の借金返済のための公募増資(株による資金調達)に巻き込まれ、調達に成功するも半年も経たずにライブドアショックで株価が半分となり、「ひとりIR」で修羅場を経験。
楽天の企業価値創造の仕組みを「楽天経済圏」と名付け、投資家との対話に取り組む著者に、金融事業に否定的な株式市場、震災、東証一部への市場変更などが待ち受ける。
前回公募から9年後、グローバル化した楽天のさらなる挑戦のため、チームで海外・国内の投資家からの資金調達を図る。
特別編として、コーポレートガバナンス・コード策定の起点となった経済産業省の企業報告ラボや、スチュワードシップ研究会でのエピソードを交えた「コーポレートガバナンス・コードと資本コスト」を収録。
「資本にコストがある」とはどのようなことか、企業の経営・財務・IRに従事する者は何を意識すべきか、ガバナンス改革の先にあるものは何か、平易な言葉で問いかける。

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楽天IR戦記 「株を買ってもらえる会社」のつくり方 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年07月05日

    楽天の元IR部長による、2005年から2017年にかけての楽天のファイナンス面での歩みを筆者の経験とともに時系列で振り返った本。

    三木谷社長やCFOとのやり取り、IRチーム内の論議の内容、投資家とのコミュニケーションの様子などかなり詳細に描かれており、成長企業におけるファイナンス理論の実践ケースス...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月07日

    最適資本構成を検討するって言ってもアンコントローラブルじゃない?と思ってたけど、どの株主・投資家と対話して行くべきか、その内容はもっと買って欲しいのか去って欲しいのかどちらの方向か、そのために誰に話させるべきなのか、を考えれば、企業側が考える「最適」に近付けられるのかなと思った。

    会うべき投資家=...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月17日

    2023年28冊目。満足度★★★★☆

    楽天という有名企業のIR部門の中心を10年以上担った経験を踏まえ書かれたもの

    ジャスダック時代の楽天の内部統制が想像以上に脆弱だつたこと、著者の仕事が相当激務だったことなどが印象に残るが、上場企業が公募増資などを円滑に行なっていく上で、いかに腐心しているか、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月15日

    ・IR担当者やCFO含む経営陣が株を投資家に買ってもらう取り組みとして日々何をしているのかかよくわかる
    ・特にグローバル投資家やアナリストとの関係構築、株価と事業フェーズを鑑みた増資に向けた動きは面白い

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    Posted by ブクログ 2020年06月27日

    楽天で12年間IR業務を務められた方による、TBSへの統合提案に始まってグローバルオファリングに至る各種イベントを振り返った記録。

    楽天のIRってこんな感じなんだ…と、シンプルに人の仕事ぶりを見ることができた時点で興味深い本でした。
    成長期の楽天だからこそでしょうが、IRの仕事がほぼ網羅されていて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月08日

    IRという仕事が非常に興味深いことがわかる本です。臨場感があって、公募増資のエピソードは痺れました。金融を志す人はぜひ読んでみてください。

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    Posted by ブクログ 2020年01月20日

    企業IR担当の中の人がどのような行動をしていたのかが追えるようになっている。そこについて全く知らなかったこともあり、非常に面白い。

    ではこうやって形成される株価とは何なのかという思いも抱くようになった。市場のコンセンサスの形成ってこうやって作られるんだという話は、個人投資家は本当になにも知らないで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月19日

    楽天のIRをゼロから立ち上げた著者による、IRの業務を紹介した一冊。ルーティーンワークだけでなく、一部上場や公募増資にも関わった著者が、楽天での経験をケーススタディ的に臨場感をもって紹介している。
    IRに関する業務を紹介している本が少ないため購入してみた。そもそもIRについてルーティーンワーク、受動...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月01日

    読後はお疲れ様でしたとつい出てしまうくらいタイトル通りの戦記でした。
    楽天のような多様な事業を抱える企業が、IR活動をすることの難しさや複雑さを知ることできました。
    また巻末に用語も丁寧に記載されているので、わかりにくいといったこともほとんどなくIR活動が何たるかがよくわかる一冊でした。

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    Posted by ブクログ 2019年11月23日

    楽天のIR担当を長年務めた著者が、実体験に基づきIRの仕事を書いた本。
    TBS買収、ライブドアショック、公募増資、東日本大震災など、様々な出来事にどう対応してきたかが詳細に語られる。読み物として面白いし、ふだん問い合わせをしている身としては裏側で起きていることがわかり興味深い。
    日常的に機関投資家と...続きを読む

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